投稿日: Oct 10, 2023
本日、AWS は、Amazon Relational Database Service (RDS) for PostgreSQL で利用できる PostgreSQL 向けのアクティブ/アクティブレプリケーション拡張機能 pgactive の一般提供を発表しました。pgactive では、データベースインスタンス間のストリーミングデータに非同期のアクティブ/アクティブレプリケーションを使用することで、異なる AWS リージョンにあるライターを含むデータベースインスタンス間でのデータ移動において、書き込みトラフィックを別のインスタンスに切り替えるなどの操作の可用性を維持する目的のため、さらなる回復性と柔軟性が提供されます。
お客様は、非同期のアクティブ/アクティブレプリケーションを使用して、最終的な整合性を保つように設計されたアプリケーションが、2 つ以上のデータベースインスタンスに書き込みを行うことで、可用性を最大化し、書き込みレイテンシーを削減することができます。アクティブ/アクティブレプリケーションをサポートするために、pgactive ではノード同期、自動競合検出と解決、レプリケーションラグのメトリクスなどの機能が含まれ、最大 16 の異なるライターインスタンスに継続的にデータをコピーできます。pgactive には、2 つのライターが同時に同じデータベースレコードを変更する場合に、最終更新の優先、最初の更新の優先、またはカスタマイズ可能なルールなど、いくつかの自動競合解決戦略が備わっています。
pgactive は、AWS GovCloud (米国) リージョンを含む該当するすべての AWS リージョンにおいて、PostgreSQL 15.4-R2 以降を実行している Amazon RDS のデータベースインスタンスでご利用いただけます。各バージョンの詳細は、Amazon RDS ユーザーガイドに記載されているサポート済み拡張機能の一覧をご覧ください。
新しい Amazon RDS DB インスタンスは、AWS RDS マネジメントコンソールから直接起動して使い始めることができます。pgactive の詳細については、AWS データベースブログおよび Amazon RDS ユーザーガイドをご覧ください。