投稿日: Nov 16, 2023
本日より、AWS Graviton3E ベースの Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) C7gn インスタンスが AWS アジアパシフィック (東京) リージョンで利用できるようになりました。Amazon EC2 C7GN インスタンスは新しい第 5 世代 AWS Nitro Card を搭載し、ネットワーク負荷の高いワークロードに対して最大のネットワーク帯域幅、最大のパケット処理パフォーマンス、最大のコストパフォーマンスを実現します。C7gn インスタンスは、現世代の同等の x86 ベースのネットワーク最適化インスタンスと比較して、最大 200 Gbps のネットワーク帯域幅と vCPU あたり最大 3 倍高いパケット処理パフォーマンスを提供します。高度なネットワーク機能を利用して、パフォーマンスとスループットを向上させると同時に、ネットワーク負荷の高いワークロード実行のコストを最適化できます。ワークロードの例には、ネットワーク仮想アプライアンス、データ分析、CPU に基づく人工知能と機械学習 (AI/ML) の推論などがあります。
スケーラビリティを高めるため、C7GN インスタンスには 8 種類のインスタンスサイズがあります。これらのインスタンスは Amazon Elastic Block Store (EBS) に最大 40 Gbps の帯域幅を提供します。C7gn インスタンスは 16xlarge サイズの Elastic Fabric Adapter (EFA) ネットワークをサポートしています。これにより、密結合のクラスター上にデプロイされたワークロードのレイテンシーを低減し、クラスターのパフォーマンスを改善できます。
今回のリージョン拡大により、C7gn インスタンスは、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (東京) の AWS リージョンで利用できるようになりました。これらのインスタンスは、Savings Plans、リザーブド、オンデマンド、およびスポットインスタンスとして購入できます。
詳細については、Amazon C7gn インスタンスをご覧ください。ワークロードを Graviton ベースのインスタンスに移行する方法については、AWS Graviton Fast Start プログラムと Porting Advisor for Graviton を参照してください。