投稿日: Nov 13, 2023
Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) で、タスク起動の冪等性がサポートされるようになりました。これにより、副作用なく安全にタスク起動を再試行できます。この機能により、タイムアウトや接続エラーによって当初に意図したよりも多くのインスタンスが起動されることがなくなるので、時間とコストを節約できます。
冪等性の備わった操作では、追加の副作用なしにリクエストを再試行できます。RunTask API リクエストの一部として、リクエストに「client-token abcd」という入力を追加することにより、意図した数以上のタスクが起動されないようになりました。冪等性の備わったリクエストでは、リクエストしたタスクが正常に起動された後に、同じ Amazon ECS クラスター内で同じクライアントトークン「abcd」を使用して再試行しても、追加のタスクは起動されません。AWS SDK または AWS マネジメントコンソールを使用する場合、クライアントトークンを明示的に渡さないと、クライアントトークンが自動的に生成されて RunTask リクエストに追加されます (それは以降の再試行でも使用されます)。
Amazon ECS は、すべての AWS リージョンで、AWS Fargate、Amazon EC2 インスタンス、および Amazon ECS Anywhere でのタスク起動の冪等性をサポートするようになりました。詳細については、「冪等 API で再試行を安全に行う」を参照してください。RunTask API リクエストに冪等性を追加する方法については、ECS のドキュメントを参照してください。