投稿日: Nov 9, 2023
Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) for Oracle で、Oracle Enterprise Edition または Oracle Standard Edition 2 を実行している Oracle Database のバージョン 19c および 21c の Oracle Multitenant 構成がサポートされるようになりました。このリリースにより、Amazon RDS for Oracle DB インスタンスを、1 つ以上のプラガブルデータベース (PDB) をホストしているマルチテナントのコンテナデータベース (CDB) として操作できるようになります。PDB はスキーマ、スキーマオブジェクト、非スキーマオブジェクトから成り、クライアントには論理的に非 CDB として表示されます。
Oracle Multitenant では、スタンドアロンのデータベースを PDB として作成するか PDB に移行させることで、統合することが可能です。データベースの統合により、DB インスタンスのリソース使用効率が向上し、管理負荷が軽減され、総ライセンス要件が削減される可能性があります。
マルチテナントの Amazon RDS for Oracle DB インスタンスを作成するには、AWS マネジメントコンソールまたは AWS CLI を使用して Oracle DB インスタンスを作成し、Oracle Multitenant アーキテクチャとマルチテナント構成を指定するだけです。既存の非 CDB インスタンスを CDB アーキテクチャに変換し、そのインスタンスをマルチテナント構成に変更して複数の PDB を保持できるようにすることも可能です。Amazon RDS for Oracle DB インスタンスは、インスタンスが非 CDB か CDB であるか、またシングルテナント構成かマルチテナント構成であるかにかかわらず、同じ料金で請求されます。
Amazon RDS for Oracle を使用すると、クラウドで Oracle Database のデプロイをセットアップ、運用、スケールできます。最新の料金および利用できるリージョンについては、Amazon RDS for Oracle の料金をご覧ください。