投稿日: Nov 9, 2023
Amazon Redshift は、Amazon Redshift Serverless の新しいコンピューティングコストの管理設定である MaxRPU をリリースしました。MaxRPU を使用すれば、コンピューティングしきい値の上限を任意で指定できます。そのため、Redshift Serverless がスケール可能な最大コンピューティングレベルをワークグループごとに選択して、あらゆる時点でのデータウェアハウスのコストを管理できます。
Redshift Serverless ではこれまでも、ワークグループに RPU- 時間の最大使用制限 (1 日、1 週間、1 か月あたり) を設定することで、全体的な支出を制限できる機能を利用できました。Redshift Serverless は使用制限を超えたことをシステムテーブルに自動的に記録したり、アラートを送信したり、制限に達したときにユーザークエリを自動的にオフにしたりできます。しかし、Redshift Serverless をご利用のお客様は、任意のタイミングで使用制限を設定したり、コストをさらに細かく管理できる機能のリリースを求めていました。MaxRPU を使用すると、さまざまなタイミングでコンピューティング使用量を任意のレベルに制限できるようになり、Redshift Serverless ワークロードのコスト予測可能性が高まります。また、いつでも使用できるコンピューティングリソースの上限を Redshift Serverless に対して定義できます。ワークグループに MaxRPU の制限を設定すると、その制限内で Redshift Serverless によるスケールが行われ、ワークロードの実行が継続されます。
MaxRPU の設定を調整するには、Amazon Redshift マネジメントコンソールにアクセスするか、Amazon Redshift API を呼び出します。MaxRPU の設定は、Redshift Serverless が現在利用できるすべてのリージョンで利用可能です。Redshift Serverless のコスト管理の詳細については、Serverless の機能に関するページやドキュメントを参照してください。