投稿日: Nov 27, 2023

本日 AWS は、電子データ交換 (EDI) ドキュメントを、JSON や XML などの一般的なデータ表現に大規模かつ従量制料金で自動変換するフルマネージド型サービス、AWS B2B Data Interchange の一般提供を開始したことを発表しました。このサービスにより、EDI データをビジネスアプリケーションや専用データレイクに統合する準備とその統合作業に伴う時間、複雑さ、コストを、製造、小売、医療などのさまざまな業種のお客様が削減できるようになりました。

B2B Data Interchange を使用すると、取引先パートナー関係のネットワーク全体を、一元化されたダッシュボードからオンボード、管理、監視することができます。 このサービスは、取引先パートナーとデータを交換するためのあらゆる通信メカニズム、例えば AWS Transfer Family のファイル転送をサポートしています。AWS B2B Data Interchange では、サービスのマッピングテンプレートエディタを使用して、受信した EDI ドキュメントを標準またはカスタマイズされた JSON および XML 形式に自動変換することもできます。カスタムマッピングを複数のパートナー間で再利用したり、個々の関係に関連付けたりすることができるため、EDI ドキュメントの変換は、そのドキュメントの提供元パートナーやデータの用途に基づいて調整できます。変換されたデータが Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) に保存された時点で、ダウンストリームデータ統合を自動化し、ビジネスに有意義な影響をもたらす付加価値の高い作業にリソースを戻すことができます。Amazon CloudWatch には変換アクティビティの詳細なログが配信され、運用状況が完全に可視化されます。これは使用状況の追跡、異常の検出、エラーのトラブルシューティングに利用できます。

B2B Data Interchange は、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン) の各 AWS リージョンで利用できます。

B2B Data Interchange での EDI ベースのワークフローの構築と実行の詳細については、B2B Data Interchange またはブログ投稿の発表をご覧になるか、こちらのドキュメントを使用してください。また、B2B Data Interchange の料金の詳細も参照してください。