投稿日: Nov 15, 2023

Amazon Web Services (AWS) は、広帯域デジタル中間周波数 (DigIF) をオレゴン、オハイオ、ダボの各拠点に拡大することを発表いたします。衛星通信事業者は Wideband DigIF を使用すると、任意のソフトウェア定義無線 (SDR) を使用して Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) でデータの復調と復号を実行できるため、ダウンリンクデータの制御と柔軟性が向上します。

また、極性ごとに最大 5 つのチャネル (合計 400 MHz) をダウンリンクできます。この機能により、AWS の低レイテンシー、高帯域幅のグローバルネットワーク全体の Wideband DigIF データが、衛星通信事業者の Amazon VPC に配信されます。Wideband DigIF を使用するには、衛星通信事業者は Amazon CloudFormation を利用して必要なリソースを設定し、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) にデータを配信してリアルタイム処理を行うか、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) にデータを保存して非同期処理を行います。

現在、Wideband DigIF は、北米 (ハワイ、オレゴン、オハイオ)、アフリカ (ケープタウン)、欧州 (アイルランド、ストックホルム)、アジアパシフィック (シンガポール、ダボ)、中東 (バーレーン) で利用できます。

AWS Ground Station の詳細については、こちらをご覧ください。AWS Ground Station の利用を開始するには、こちらで AWS マネジメントコンソールにアクセスしてください。