投稿日: Nov 8, 2023
Lambda 関数のライフサイクルの初期化フェーズと復元フェーズで発生したエラーやタイムアウトを Amazon CloudWatch Logs に通知する機能が AWS Lambda に追加されました。これにより、Lambda 関数の障害の監視とトラブルシューティングを簡単に行えるようになりました。
AWS Lambda によって、Lambda 実行環境のライフサイクルの各フェーズに関するログが自動的にキャプチャされて CloudWatch Logs に送信されます。これは、関数ハンドラーの外部にある Lambda のランタイムと静的コードを初期化する初期化フェーズ、Lambda Snapstart に対応した関数のスナップショットから実行環境を復元する復元フェーズ、Lambda によって関数ハンドラー内のコードが実行される呼び出しフェーズが対象となります。これまで、Lambda によるエラーとタイムアウトの通知は呼び出しフェーズのみが対象でした。今回のリリースによって、初期化フェーズや復元フェーズでエラーやタイムアウトが発生したときも、エラーやタイムアウトの情報が格納されたログメッセージが Lambda から CloudWatch Logs に送信されるようになりました。これにより、Lambda 関数のライフサイクルの各フェーズで発生する障害をより簡単かつ効果的に監視してトラブルシューティングできるようになりました。
今回追加された、Lambda 関数のエラーとタイムアウトに関する新しいログメッセージは、Lambda コンソールまたは CloudWatch コンソールの [監視] タブで確認できます。また、AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) や CloudWatch API からエラーとタイムアウトに関する新しいログメッセージを確認することもできます。詳細については、AWS Lambda デベロッパーガイドをご覧ください。
エラーとタイムアウトに関する新しいログメッセージは、現在、AWS Lambda が提供されているすべての商用リージョンと AWS GovCloud (米国) リージョンでご利用いただけます。詳細については、AWS リージョン表をご覧ください。