投稿日: Nov 9, 2023
AWS CloudFormation StackSets は、デプロイの安全性のバランスを取りつつ、より迅速なデプロイエクスペリエンスをお客様に提供する新機能として、ConcurrencyMode を発表しました。お客様は、同時実行性と耐障害性によってスタックセットのデプロイの速度と安全性を制御できます。お客様は、スタックセット操作を実行する前に、StackSetOperationPreferences の一部として、ConcurrencyMode と共にこれらのパラメータを定義します。StackSetsOperationPreferences は、create-stack-instances、delete-stack-instances、detect-stack-set-drift、import-stacks-to-stack-set、update-stack-set、update-stack-instances の 6 つの API で使用できます。ConcurrencyMode パラメータを使用すれば、スタックセット操作の既存のデプロイ動作を変更し、同時実行性を耐障害性から切り離してデプロイを高速化できます。
ConcurrencyMode パラメータでは、StrictFailureTolerance か SoftFailureTolerance を選択できます。スタックセットデプロイの現在のデフォルト動作は StrictFailureTolerance です。StrictFailureTolerance では、StackSets が耐障害性しきい値に基づいて操作の実際の同時実行数を設定します。スタックセット操作を強制停止させたい場合は、StrictFailureTolerance を選択します。SoftFailureTolerance は、耐障害性に関する厳格な制限を設定しないことで同時デプロイの利点を活用したいお客様向けの新しいデプロイ動作です。SoftFailureTolerance の場合、StackSets はお客様が定義した同時実行値を操作の実際の同時実行数として設定します。StackSets が耐障害性しきい値を超えた場合に操作を停止するという動作は継続されます。詳細については、AWS CloudFormation のユーザーガイドをご覧ください。
この機能は、AWS マネジメントコンソール、AWS SDK、および AWS コマンドラインインターフェイスで使用できます。この機能は AWS CloudFormation StackSets が提供されている AWS リージョンで利用できます。 StackSets を利用できる AWS リージョンについては、AWS リージョンの表を参照してください。