投稿日: Nov 27, 2023
本日、AWS は AWS Fault Injection サービス (FIS) のマルチアカウント実験のサポートを発表しました。 この機能により、1 回の FIS 実験を使用して、複数の AWS アカウントにまたがるアプリケーション上で実際の障害シナリオを設定および実行できます。複数のアカウントのリソースをターゲットとする実験を、一元的に設定、監視、レビューすることができます。
このリリースにより、1 つまたは複数のターゲットアカウントに属するリソースに障害を注入する FIS 実験を、オーケストレーターアカウントから作成し、実行することができます。マルチアカウント実験テンプレートを簡単に構成し、そのスコープを制御するには、きめ細かなアクセス許可が設定されている IAM ロールとリソースタグを使用して、各ターゲットを指定します。実験を実行するときのマルチアカウントの可視性と安全性は、FIS によって提供されます。すべてのアカウントでの FIS のアクションを FIS コンソールから確認できるほか、AWS CloudTrail では、各アカウントで FIS が実行した API コールを確認し、監査することが可能です。また、アカウントのリソースが影響を受けた場合、そのアカウントには AWS Health Dashboard 経由で通知され、それは他のアカウントやユーザーにも周知されます。
マルチアカウント実験は、FIS が提供されているすべての AWS リージョン (AWS GovCloud (米国) リージョンを含む) で利用できます。
マルチアカウント実験の使用を開始するには、AWS マネジメントコンソールで FIS にログインします。詳細な料金情報については、FIS 料金表のページをご覧ください。詳細については、こちらのドキュメントをご覧ください。