投稿日: Dec 21, 2023
Amazon Aurora PostgreSQL 互換エディションで、Aurora Serverless v2 (ASv2) および Aurora でプロビジョニングされたデータベースインスタンス用に再設計された RDS Data API がサポートされるようになりました。安全な HTTP エンドポイントを経由してこれらの Aurora クラスターにアクセスし、データベースドライバーを使用したり、接続を管理したりすることなく SQL ステートメントを実行できるようになりました。
当初、Data API は、1 秒あたりのリクエスト数 (RPS) の上限が 1,000 件である、単一のインスタンスで構成された Aurora Serverless v1 (ASv1) クラスターでのみ使用できました。お客様からのご意見に基づき、スケーラビリティを向上させるために Data API が再設計されました。Data API では、ASv2 および Aurora でプロビジョニングされたクラスターへのリクエスト数に制限がなくなります。Data API は、ASv2 インスタンスを含むクラスターと併せて、データベースインスタンスをプロビジョニングしたデータベースクラスターもサポートするようになります。
Data API を使用すると、お客様が接続を管理する必要がなくなり、データベース接続が自動的にプールされて共有される (接続プーリング) ため、ドライバーの使用が不要になり、アプリケーションのスケーラビリティが向上します。Data API は AWS SDK および CLI を使用して呼び出すことができます。Data API により、AWS AppSync GraphQL API 経由で Aurora データベースにアクセスすることも可能になります。再設計された Data API でサポートされる API コマンドは、ASv1 の Data API と下位互換性があるため、お客様のアプリケーションを簡単に移行できます。
Data API は現在、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (フランクフルト)、アジアパシフィック (東京) の各リージョンで Aurora PostgreSQL 15.3、14.8、13.11 以降のバージョンをサポートしています。現在 ASv1 用の Data API を使用しているお客様については、再設計された Data API を活用するために ASv2 に移行することをお勧めします。詳細については、ドキュメントを参照してください。