投稿日: Dec 8, 2023

Amazon Redshift では Redshift Advisor の機能を強化し、ソートキーと分散キーの推奨事項をよりスマートかつ迅速に生成することを発表いたします。今回の機能強化により、Redshift Advisor では新しい機械学習モデルを使用することで、最小限必要な量のワークロードを観察しなくてもすぐに推奨事項を提供できます。ソートキーと分散キーの推奨事項は両方とも引き続き Redshift の自動テーブル最適化から適用されるため、クエリパフォーマンスの向上を簡単にすばやく実現できます。 

適切なソートキーを選択すると、クエリを処理するためにデータウェアハウスで検索するデータの量をできる限り少なくすることができるため、クエリのパフォーマンスが向上します。適切な分散キーを選択すると、ノード間のデータ移動を最小限に抑えることができるため、データのスキューを管理しやすくなります。ソートキーと分散キーを手動で効果的に調整することは、特に大規模で複雑なワークロードでは難しい場合があります。Redshift Advisor では以前からこの調整を行いやすくするために、ワークロードとプライマリキーを分析してソートキーと分散キーのインテリジェントな推奨事項を提供しています。十分な量のワークロードを観察して推奨事項を生成するまで、数時間から最大で数日かかることもあります。今回の機能強化により、Redshift Advisor では最小限必要な量のワークロードを観察しなくても、新しい機械学習モデルを使用して列名、データ型、統計などの列の特徴量を分析することで、最適なソートキーと分散キーをすばやく提案できるようになりました。Redshift Advisor では引き続きワークロードの変化をモニタリングし、ソートキーと分散キーの推奨事項を更新します。 

Amazon Redshift Advisor の強化された機能は、Redshift Advisor が提供されているすべてのリージョンで Redshift によってプロビジョニングされたデータウェアハウスとサーバーレスデータウェアハウスに対してご利用いただけます。ソートキーと分散キーの詳細については、ドキュメントをご覧ください。