投稿日: Jan 9, 2024

本日、Amazon EMR が Apache HBase テーブルのバックアップと復元をサポートするようになったことを発表いたします。EMR で Apache HBase データベースを運用しているお客様がディザスタリカバリを導入すると、災害発生時のビジネスの継続性を容易に確保でき、さらにワークロードの耐障害性を高めることができます。また、この機能により、Apache HBase 管理者は、最新バージョンへのアップグレード、クラスターのローテーション、古い先行書き込みログのクリーンアップなど、一般的な運用タスクを簡単に実行できます。

Apache HBase Write Ahead Log を使用すると、データへのすべての変更をファイルベースのストレージに記録できます。EC2 で Amazon EMR を使用すると、Apache HBase の先行書き込みログを Amazon EMR WAL (クラスターの存続期間に影響されずにログを保持できる耐久性のあるマネージドストレージレイヤー) に書き込むことができます。クラスターのイベントが発生した場合や、まれにアベイラビリティーゾーンに異常が発生して利用できなくなった場合は、新しいクラスターを作成し、同じ Amazon S3 のルートディレクトリと Amazon EMR WAL ワークスペースを指定すると、数分以内に WAL のデータを自動的に復元できます。これはオプトイン機能であり、使用量 (リカバリオペレーション時の Amazon EMR WAL データストレージ、書き込み、読み取り) に基づいて料金が発生します。 

この機能は Amazon EMR リリース 6.15 および 7.0 以降で利用できます。利用可能なリージョンや開始方法については、こちらのドキュメントを参照してください。料金情報については、料金セクションを参照してください。