投稿日: Jan 24, 2024
Trusted Language Extensions for PostgreSQL (pg_tle) は croaring-rs や num-bigint などの PL/Rust 向けの新しいクレートをサポートするようになりました。これにより、RDS for PostgreSQL でより多くのエクステンションを構築できるようになります。PostgreSQL の信頼できる手続き型言語である PL/Rust は、C などのコンパイル言語のパフォーマンスとリソース効率を兼ね備え、権限のないユーザーがデータベースでコードを実行できるようにメモリの安全性を提供します。
Rust クレートは PL/Rust の機能を拡張して、分析、検索、セキュリティアプリケーションなど、より多くのユースケースをサポートできるようにします。croaring-rs により、従来のビットマップと比較して圧縮率が高く、メモリ使用率が低いデータ型である roaring ビットマップのサポートが追加されます。roaring ビットマップは、分析やビッグデータなど、高い圧縮率で高性能なルックアップを必要とするアプリケーションに使用されます。num-bigint クレートを使うと、任意の大きさの整数を正確に処理できます。この処理は、セキュリティや科学の用途に使用されます。
pg_tle は、PostgreSQL 上で安全に動作する PL/Rust などの信頼できる言語で書かれた拡張機能を構築するのに役立つオープンソース開発キットです。num-bigint と croaring-rs クレートは、該当するすべての AWS リージョンで PostgreSQL 16.1-R2 以上、15.5-R2 以上、14.10-R2 以上、13.13-R2 以上を実行している Amazon RDS のデータベースインスタンスでサポートされます。pg_tle の使い方の詳細については、こちらのドキュメントをご覧ください。
Amazon RDS for PostgreSQL を使用すると、クラウドにデプロイした PostgreSQL を簡単にセットアップ、運用、スケールできます。料金の詳細や利用できるリージョンについては、Amazon RDS for PostgreSQL の料金を参照してください。フルマネージド型 Amazon RDS データベースは、Amazon RDS マネジメントコンソールで作成または更新してください。