投稿日: Feb 8, 2024

Amazon Redshift では、マテリアライズドビューに使用されるベーステーブルが共有データである場合の、データ共有コンシューマーデータウェアハウスでのマテリアライズドビューの自動更新と増分更新がサポートされるようになりました。マテリアライズドビューの自動更新と増分更新により、Amazon Redshift は、前回の更新以降にベーステーブル内のデータに加えられた変更を識別し、マテリアライズドビュー内でそれらの変更点のみを更新するので、完全更新よりも更新の実行時間が短くなります。

Redshift データ共有コンシューマーの新しいマテリアライズドビューはすべて、自動更新と増分更新がデフォルトで有効になっている状態で作成されます。Redshift コンシューマーのマテリアライズドビューの自動更新と増分更新がサポートされる前も、コンシューマーのデータ共有テーブルのマテリアライズドビューを作成することはできました。しかし、マテリアライズドビューをゼロから再計算する必要があったため、コンシューマー側で追加のコンピューティングリソースを消費し、最新データへのアクセスに遅れが生じていました。自動更新と増分更新により、データ共有コンシューマーはマテリアライズドビューの更新を迅速に完了し、最新のデータにアクセスできるようになりました。

Redshift のデータ共有テーブルのマテリアライズドビューの強化された更新機能は、Redshift が利用可能なすべての商用 AWS リージョンで利用できます。

データ共有コンシューマーテーブル機能でのマテリアライズドビューの自動更新と増分更新の詳細については、ドキュメントを参照してください。