投稿日: Apr 8, 2024
Amazon OpenSearch Service は機能の拡張を行い、専用のクラスターマネージャー (マスター) ノードがないクラスターで、ブルー/グリーンデプロイを使用せずにデータノードの数を更新できるようになりました。この変更により、ノード数の変更をより迅速に行えるようになります。専用のクラスターマネージャーノードがあるクラスターでは、ブルー/グリーンデプロイを使用しないデータノード数の更新が既にサポートされています。
これまで、専用のクラスターマネージャーがない場合にドメインでデータノードのインスタンス数が更新されると、OpenSearch Service では、ブルー/グリーンデプロイのメカニズムを使用して変更を実施していました。ブルー/グリーンデプロイは、クラスターの中断を避けるためのものですが、このデプロイではドメイン上で追加のリソースが使用されるため、トラフィックが少ない時間帯に実行することが推奨されています。今後は、ブルー/グリーンデプロイを使用せずに、データノードの数を更新できるようになります。これにより、クラスターのオペレーションを中断する可能性を回避しながら、更新をより迅速に実行できるようになりました。データノードのインスタンスタイプとインスタンス数の両方を変更した場合、OpenSearch Service は引き続きブルー/グリーンデプロイを使用します。変更にブルー/グリーンデプロイを使用する必要があるかどうかは、ドライランオプションを使用して確認できます。
この機能強化は、OpenSearch の任意のバージョン、およびサービスでサポートされている Elasticsearch バージョン 7.1 以降を実行しているドメインが対象となります。この新機能は、Amazon OpenSearch Service が利用可能なすべての AWS リージョンで利用できます。Amazon OpenSearch Service を利用できるリージョンの詳細については、AWS リージョン表をご覧ください。