投稿日: May 2, 2024
本日、Amazon Personalize は、User-Personalization-v2 と Personalized-Ranking-v2 (バージョン 2 のレシピ) という 2 つの新しいレシピの一般提供を発表しました。これらの新しいレシピはトランスフォーマーアーキテクチャをベースに構築されており、最大 500 万のアイテムが格納されたカタログをサポートします。推論時のレイテンシーも低く抑えられています。Amazon Personalize のバージョン 2 のレシピに対するテストでは、以前のバージョンと比較して、レコメンデーションの精度が最大 9% 向上し、レコメンデーションの対象範囲が最大 1.8 倍拡大したことが示されました。対象範囲が広いほど、Amazon Personalize がカタログからレコメンドするアイテムが増えます。これらの新しいレシピは、推論応答においてジャンルや説明などのアイテムメタデータもサポートしているため、ユーザーインターフェイスに表示されるレコメンデーションを簡単に充実させることができます。
Amazon Personalize では、Amazon で使用されているのと同じ機械学習 (ML) テクノロジーを使用して、ウェブサイト、アプリケーション、E メールなどをパーソナライズできます。機械学習の専門知識は必要ありません。Amazon Personalize で提供されるレシピ (特定のユースケース向けのアルゴリズム) を使用することで、製品やコンテンツのレコメンデーション、パーソナライズされたランキングなど、さまざまなパーソナライゼーションを提供できます。
Amazon Personalize を使用するには、アクティビティストリーム (クリック、ページビュー、サインアップ、購入など) と、レコメンデーションの対象となるアイテム (動画、製品、記事、音楽など) のカタログを提供します。ユーザーから集めた統計情報を提供することもできます。Amazon Personalize はデータを処理し、カスタムモデルをトレーニングおよび最適化してからアプリケーション用にホストします。
User-Personalization-v2 と Personalized-Ranking-v2 は、サポートされているすべてのリージョンにおいて、Amazon Personalize コンソールや API を通して利用できます。使い始めるには、ドキュメントを参照してください。