AWS Payment Cryptography がカード発行のユースケースのサポートを開始
本日、AWS Payment Cryptography は、カード発行会社の処理に使用される一般的な暗号化コマンドの追加サポートを発表しました。これには、EMV PIN を変更するための新しい PIN (個人識別番号) 機能、カード所有者が選択できる PIN、PIN の表示などが含まれます。EMV PIN 変更機能により、発行者は安全なペイロードを作成して、クレジットカードまたはデビットカードの EMV チップに保存されている PIN を更新できます。カード所有者が選択可能な PIN と PIN 表示により、お客様は、エンドツーエンドの PIN データ暗号化を使用して、PCI に準拠した方法でモバイルアプリケーションを通じて PIN を設定または取得する機能をカード所有者に提供できます。AWS Payment Cryptography を使用すると、お客様は PCI PIN セキュリティ要件に準拠した柔軟な支払い暗号化サービスを活用しながら、支払い処理ワークロードをクラウドに移行できます。
欧州やカナダなどの国では、カードの EMV チップに保存されている PIN がカード所有者の認証の主な方法であり、カード発行会社のバックエンドに PIN を転送しなくてもカードのチップによってオフラインで PIN を検証できます。EMV PIN の変更により、発行者は適切な EMV およびスキーム固有の認証済みスクリプトを生成して、オフライン PIN を更新できます。発行者は、カード所有者が選択できる PIN と PIN の表示機能を使用して、ユーザーがウェブまたはモバイルアプリから PIN を設定したり、忘れた PIN を取得したりできるようにすることもできます。これらの機能は、EMV や CVV 検証などの既存の発行機能と連携して、発行者のトランザクション処理をサポートします。
これらの機能は、AWS Payment Cryptography が利用可能なすべての AWS リージョンで利用できます。新しい PIN 管理機能を利用するための詳細情報とサンプルについては、最新の AWS CLI/SDK をダウンロードして、AWS Payment Cryptography 開発者ガイドをご覧ください。