Amazon API Gateway が REST API のルーティングルールを導入

投稿日: 2025年6月3日

Amazon API Gateway が、カスタムドメイン名を使用する REST API のルーティングルールをサポートするようになりました。この新機能により、HTTP ヘッダー値、URL ベースパス、またはその両方の組み合わせに基づいて、受信リクエストを動的にルーティングできます。

この柔軟性により、A/B テスト、API バージョニング、動的バックエンド選択など、さまざまなユースケースが実現可能です。この機能を使用するには、優先度を割り当て、条件 (HTTP ヘッダー、URL パス、またはその両方) を定義し、アクションを関連付けて、ルーティングルールを定義します。次に、API Gateway はこれらのルールを優先度順 (小さい番号が優先) に評価します。リクエストがルール内のすべての条件を満たすと、API Gateway はそのリクエストを設定済みの REST API ID とステージにルーティングします。API Gateway 内でルーティングロジックを直接実行することで、API トラフィックのきめ細かいルーティング制御を維持しながら、プロキシレイヤーや複雑な URL 構造を排除できます。この機能はパブリック REST API とプライベート REST API の両方でサポートされており、既存の API マッピングと互換性があります。

カスタムドメイン名のルーティングルールは、AWS GovCloud (米国) リージョンを含むすべての AWS リージョンで利用できます。詳細については、ブログ投稿API Gateway のドキュメントを参照してください。