Amazon MemoryDB がマルチリージョンクラスターのレプリケーションを一時停止する AWS FIS アクションのサポートを開始

投稿日: 2025年7月17日

Amazon MemoryDB で、マルチリージョンクラスターのレプリケーションを一時停止する AWS Fault Injection Service アクションがサポートされるようになりました。FIS は制御されたフォールト挿入実験を実行するためのフルマネージドサービスであり、アプリケーションのパフォーマンス、オブザーバビリティ、回復性を改善できるようにします。Amazon MemoryDB Multi-Region は、最大 99.999% の可用性とマイクロ秒の読み取りおよび 1 桁ミリ秒の書き込みレイテンシーを備えたマルチリージョンアプリケーションを構築できる、フルマネージド型のアクティブ-アクティブマルチリージョンデータベースです。お客様は、この新しい FIS アクションを使用してリージョンレプリケーションの中断に対するアプリケーションの反応を監視し、モニタリングとリカバリのプロセスを調整して、回復性とアプリケーションの可用性を改善することが可能です。

MemoryDB Multi-Region を使用すると、高可用性、アプリケーションの回復力の向上、ビジネス継続性の改善を必要とするマルチリージョンアプリケーションを構築できます。この新しい FIS アクションでは、マルチリージョンクラスターでレプリケーションが中断され再開した際の実際の動作を再現します。これにより、特定のリージョン内でリソースにアクセスできない際にアプリケーションが意図したとおりに応答することをテストし、信頼性を確認できます。FIS で実験テンプレートを作成して、実験を継続的インテグレーションやリリーステストと統合し、他の FIS アクションと組み合わせることができます。例えば、MemoryDB のレプリケーションの一時停止を「クロスリージョン: 接続性」のシナリオ内にある他のアクションと組み合わせて、特定のリージョンを分離します。

MemoryDB Multi-Region のレプリケーションの一時停止は、MemoryDB Multi-Region が利用可能な AWS リージョンすべてで利用できるようになりました。詳細については、MemoryDB の FIS アクションのドキュメントをご覧ください。