AWS Lambda がコンソールと VS Code を連携し、サーバーレス開発エクスペリエンスを統合

投稿日: 2025年7月17日

AWS Lambda では、コンソールから Visual Studio Code (VS Code) IDE へのシームレスな移行が可能になりました。この新しいコンソールと IDE の統合により、サーバーレスアプリケーションのクラウド開発環境とローカル開発環境間での課題が解消されます。

コンソールで開発を始めるデベロッパーは、アプリケーションの複雑性が増すにつれて、ローカル IDE のより高度な開発機能を必要とします。以前は、開発を始める前に、IDE のインストール、関数コードのコピー、設定、統合設定など、ローカル開発環境を手動で設定する必要がありました。この作業には時間がかかり、開発ワークフローを妨げていました。新しいコンソールと IDE の統合により、デベロッパーはコードと設定を維持したまま、ワンクリックで Lambda 関数を VS Code に移行できるようになりました。これにより、セットアップのオーバーヘッドなしで、npm や pip などのパッケージマネージャーを使用した外部依存関係の管理、リンターやフォーマッターなどの開発ツールを活用しながら、高度な IDE 機能を使用できます。また、このリリースでは、VS Code IDE に新しい機能が導入され、デベロッパーがアプリケーションを AWS サーバーレスアプリケーションモデル (AWS SAM) テンプレートに簡単に変換できるようになり、Infrastructure as Code (IaC) の実践と CI/CD パイプラインの統合が簡素化されます。

開始するには、Lambda コンソールの [コード] タブ、または新しい関数を作成する際に表示される [開始方法] ポップアップで [Open in Visual Studio Code] ボタンをクリックします。この操作により、ローカルデバイスで VS Code IDE が自動的に開くか、VS Code や AWS Toolkit などの必要なツールのインストールを案内するガイド付きの手順が開始されます。このエクスペリエンスの詳細については、AWS ニュースのブログ記事Lambda デベロッパーガイドAWS Toolkit for VS Code に関するドキュメントを参照してください。

この機能は、AWS GovCloud (米国) リージョンを除き、Lambda が提供されているすべての商用 AWS リージョンで、追加料金なしでご利用いただけます。