AWS Cost Explorer には、AWS コストと使用状況の経時的変化を可視化し、理解しやすい状態で管理することを可能にする、使いやすいインターフェイスが用意されています。コストと使用状況のデータ (グラフと表形式データを含む) を分析するカスタムレポートを作成して、簡単に始めることができます。高度なレベルの分析 (全アカウントのコストと使用量の合計など) や、非常に具体的な分析 (「project: secretProject」というタグが付いた、アカウント Y の m2.2xlarge のコストなど) が可能です。AWS Cost Explorer では、コストと使用状況のデータをより詳しく調べて傾向を識別し、コストの発生要因を特定し、異常を検知できます。

すぐに使用を開始する
コスト発生要因や使用傾向をすばやく把握するのに役立つ一連のデフォルトレポートが含まれています。

時間間隔と詳細度を設定する
カスタム期間を設定し、月次レベルと日次レベルのどちらでデータを表示するかを決定します。

データをフィルタ処理/グループ化する
利用可能なさまざまなディメンションを使用して、フィルタ処理とグループ化の機能を活用することで、データをより詳しく調べます。

将来のコストと使用量を予測する
事前に計画できるように、予測を使用して、コストと使用量が将来どのようになるかをより深く把握します。

ここまでの変更を保存する
役立つビューを得られたら、進捗状況を新しいレポートとして保存して、後で見直すことができます。

プログラムからデータにアクセスする
AWS Cost Explorer を強化する、インタラクティブなアドホック分析エンジンに直接アクセスします。
AWS Cost Explorer では、分析の出発点として使用できる、デフォルトのレポート一式を提供します。そこから、機能のフィルタリングとグループ化を使用してコストと使用量のデータを詳細に確認し、独自のインサイトを発見します。
AWS Cost Explorer にはデフォルトのレポートが含まれており、コストが高くなっている上位 5 つの AWS サービスについて、コストと使用量を視覚化することができます。すべてのサービスの詳細な内訳が表形式で表示されます。このレポートでは、期間を調整して最大過去 12 か月の履歴データを閲覧できるので、コストの傾向を理解することが可能です。

EC2 の月間のコストと使用量レポートでは、過去 2 か月間のすべての AWS コストや、最新の過去 1 か月間のコストを表示できます。ここから、特定の連結アカウント、リージョン、タグなどに関連付けられているコストと使用量をより詳しく調べることができます。

連結アカウント別の月間コストレポートでは、組織全体のコスト配分を表示できます。連結アカウント用にこのグラフを再作成する場合、Cost Explorer でグループ化ディメンションとして [Linked Account (連結アカウント)] を追加するだけで構いません。

月間ランニングコストレポートでは、過去 3 か月間のすべてのランニングコストに関する概要と、対応する信頼区間での翌月の予測数値が示されます。このレポートは、コストの傾向を把握し、前もって計画するのに役立ちます。

時間別詳細度を有効にすることで、夜間またはオフピーク時のコストの推移を見るために、最大で過去 14 日分の時間別コストを表示できます。リソースの詳細度では自分の EC2 インスタンスにアクセスできます。これは特定のリソースにかかるコストを特定するために使用できます。Cost Explorer の時間選択、フィルタリング、グループ分け機能を使用することで、ワークロードのコストと使用状況に絞りこむことができるようになりました。

RI の使用率と対象範囲のレポートの詳細については、「RI レポート」ページを参照してください。