Amazon Web Services ブログ

Amazon FSx for Lustre / Amazon FSx for Windows が東京リージョンに対応しました

みなさん、こんにちは。アマゾン ウェブ サービス  プロダクトマーケティング

エバンジェリストの亀田です。

re:Invent 2018で発表となったマネージド型ファイルストレージである、Amazon FSx for Lustre / Amazon FSx for Windows が東京リージョンに対応しました。

Amazon FSx for Lustre

完全マネージド型のファイルシステムで、1 秒間に最大数百ギガバイトのスループット、百万単位の IOPS、ミリ秒未満のレイテンシーで大量のデータセットを処理できる Lustre ファイルシステムを実行することができます。Amazon S3 とシームレスに統合されているため、長期のデータセットを高パフォーマンスのファイルシステムと簡単に結び付けて、コンピューティング集約型ワークロードを実行できます。データを自動的に S3 から FSx for Lustre にコピーしてワークロードを実行し、結果を S3 に書き込むことができます。

Amazon FSx for Windows

Lustreと同様に完全マネージド型のファイルサーバであり、ネイティブ Microsoft Windows ファイルシステムを提供しています。共有のファイルストレージとして利用することが可能で、SMB プロトコルと Windows NTFS、Active Directory (AD) 統合、Distributed File System (DFS) も完全サポートしており、複数のEC2からアクセスが可能な共有ストレージ環境を構築することができます。

従来Linux環境では、Amazon Elasitc File System というマネージド型共有ファイルストレージサービスがありましたが、Windows環境では存在しておらず既存のWindowsワークロードをクラウドへ移行する場合、EC2やEBSを組みあわせて共有ストレージ環境を作るか、ストレージアーキテクチャを変更するか、等の検討が必要でしたが、これにより設計に幅が出てきます。

FSx は単一Availability Zoneで動作するように設計されており、データはS3へBackupされます。複数AZにまたがってシステムをDeployする場合はそれぞれのAZにFSxを構築し、DFSでレプリケーションを設定しデータ同期を行います。

また、2月22日のアップデートでAWS Direct Connect あるいは AWS VPN 接続を介してオンプレミスからファイルシステムにアクセスできるようになりました。さらに、VPC ピア接続または AWS Transit Gateway を介して複数の Amazon Virtual Private Clouds (VPC)、AWS のアカウント、および AWS リージョンからファイルシステムにアクセスすることが可能です。

今回のUpdateによりWindows環境ワークロードへのクラウド移行がより検討しやすくなっています。

2019 年 7 月の SQL Server 2008 のサポート終了 (EOS) が近づいており、その対策を纏めた特設サイトも用意していますので是非ご覧ください。

https://aws.amazon.com/jp/campaigns/sql2008-eos/

FSxやWindows環境のクラウドマイグレーションを主題としたセミナーもいくつかご用意しています。

最新 Windows Server 環境の AWS への移行ベストプラクティス(大阪)3月22日

最新 Windows Server 環境の AWS への移行ベストプラクティス(東京) 3月28日

最新 Windows Server 環境の AWS への移行ベストプラクティス (大阪)4月23日

最新 Windows Server 環境の AWS への移行ベストプラクティス(東京)4月24日

私も登壇させていただきます。皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

– プロダクトマーケテイング エバンジェリスト 亀田