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Amazon RDS アップデート – コンソールの更新、RDS の推奨事項、Performance Insights、M5 インスタンス、MySQL 8、MariaDB 10.3、その他多数
Amazon RDS を素早くアップデートする必要がありそうです。シェアしたいニュースが、たくさんあります:
コンソールの更新 – RDS コンソールの外観が新しくなりました。
RDS の推奨事項 – ベストプラクティスに従ってデータベースインスタンスを設定するのに役立つ推奨事項があります。
MySQL 用 Performance Insights – MySQL を深く調べて、クエリの処理方法についてより詳しく理解することができます。
M5 インスタンス – M5 インスタンスで MySQL と MariaDB を使用できるようになりました。
MySQL 8.0 – 現在、MySQL 8.0 を本稼働環境で使用できます。
MariaDB 10.3 – 現在、MariaDB 10.3 を本稼働環境で使用できます。
より詳しく見てみましょう…
コンソールの更新
RDS コンソールは、今年初めに外観が新しくなりました。開発中はプレビュー形式で利用できるようにしましたが、現在はすべての AWS ユーザーが標準で使用できます。ホームページから、RDS リソースの概要を一目で確認したり、新しいデータベースを作成したり、ドキュメントにアクセスしたり、さらに多くのことができます:
また、Performance Insights と新しい RDS の推奨事項に直接アクセスできます。
RDS の推奨事項
これらのプラクティスが改善されたとしても、RDS データベースインスタンスを設定する時に、ベストプラクティスを簡単に考慮できるようにしたいと考えています。新しい RDS の推奨機能は設定、使用状況、パフォーマンスのデータを定期的にチェックし、パフォーマンス、安定性、セキュリティに焦点を当てて、推奨される変更と改善を表示します。すべてのデータベースエンジンで動作し、非常に使いやすいです。RDS コンソールを開いて、[Recommendations] をクリックすると開始できます:
すべての推奨事項を一目で見ることができます:
推奨事項を開いて、詳細を確認することができます:
この推奨事項に関して、次の 4 つの選択肢があります:
すぐに 修正する – データベースインスタンスを選択して、[Apply now] をクリックします。
後で修正する – データベースインスタンスを選択して、[Schedule for the next maintenance window] をクリックします。
却下する – データベースインスタンスを選択して、[Dismiss] をクリックし、変更を行わないこと、推奨事項を確認したことを示します。
延期する – 何もしなければ、推奨事項は有効なままになり、別の時にそれらを再度確認することができます。
他の推奨事項には他の選択肢が含まれていたり、他の対処が必要になる場合があります。たとえば、暗号化を有効にする手順は、データベースエンジンによって異なります:
RDS の推奨事項は、現在、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、欧州 (フランクフルト)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (シンガポール) の各リージョンで無料で使用できます。時間の経過とともに推奨事項を追加する予定であり、API を介して推奨事項を利用できるようにする予定もあります。
MySQL 用 Performance Insights
MySQL の内部を調べることで、どのクエリ、ホスト、ユーザが最も時間を費やしているのか、その理由などを確認できます:
大きなコストがかかる SQL クエリやその他のボトルネックを数回のクリックで、数時間、1 日、1 週間、またはそれ以上の時間帯に渡って調べることで特定できます。
この機能は PostgreSQL (RDS と Aurora の両方) で初めて利用可能になり、現在は MySQL (RDS と Aurora の両方) でも利用可能です。詳細については、「Amazon RDS Performance Insights の使用」をご覧ください。
M5 インスタンス
M5 インスタンスは、M4インスタンスに比べて価格/性能が向上しており、データベースストレージに最大10 Gbpsの専用ネットワーク帯域幅を提供します。
RDS for MySQL および RDS for MariaDB を使用する場合、M5 インスタンス (新しいハイエンド m5.24xlarge を含む) を起動できるようになりました。既存の DB インスタンスを変更することで、こうした新しいインスタンスタイプにスケールアップすることができます:
MySQL 8
バージョン 8 の MySQL が Amazon RDS で利用可能になりました。このバージョンの MySQL は、InnoDB のパフォーマンス向上、JSON の改善、GIS サポートの強化 (新しい空間データ型、インデックス、関数など)、共通テーブル表現によるクエリに複雑性の低下、ウィンドウ機能、アトミックな DDL によるオンラインスキーマ変更の高速化などを提供します (詳細は、ドキュメントを参照)。
MariaDB 10.3
バージョン 10.3 の MariaDB が Amazon RDS で利用可能になりました。このバージョンの MariaDB には、新しい時間データ処理機能、Oracle 互換性の向上、非表示の列、インスタント ADD COLUMN 操作およびファーストフェイル DDL 操作を含むパフォーマンスの強化、その他が含まれます (詳細なリストは、ドキュメントを参照)。
今すぐ利用可能です!
新しい機能、エンジン、インスタンスタイプはすべて利用可能であり、今すぐ使用することができます。
– Jeff;