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Amazon EC2 インスタンスでのより高いパフォーマンスのために最適化された Chainer 4 と Microsoft Cognitive Toolkit (CNTK) 2.5.1

AWS Deep Learning AMIs for Ubuntu および Amazon Linux に、Amazon EC2 インスタンスでのより高いパフォーマンスのために最適化された Chainer 4 と Microsoft Cognitive Toolkit (CNTK) 2.5.1 が付属します。AMI はまた、5 つの追加リージョンでも利用できるようになり、対応の AWS リージョンが 16 か所に拡大します。

Chainer 4 で深層学習を加速する

この AMI にはアマゾンの コンピューティング最適化 C インスタンスをサポートするインテルアーキテクチャのコンボリューションや ReLU (rectified linear units) ルーチンといった深層学習処理を加速するために構成された Intel’s Deep Learning Extension Package (iDeep) 搭載の Chainer 4 が付属します。

たとえば、開発者は CPU 専用の EC2 インスタンス上で最適化された iDeep ルーチンを自動的に使用する以下のようなコードを書くことができます。

ステップ 1: Chainer の仮想環境をアクティブ化する

Python 2 の場合

source activate chainer_p27

Python 3 の場合

source activate chainer_p36

ステップ 2: relu ルーチンを使用するコードを実行する

import chainer as ch
import numpy as np
x = np.ones((3, 3), dtype='f')
y = ch.functions.relu(x)

最後の行は自動的に最適化された relu ルーチンを使用します。

ステップ 3: iDeep の最適化ルーチンが使用されていたかを確認する

print(type(y.data))

prints <class 'ideep4py.mdarray> instead of <class 'numpy.ndarray'>

AMI もまた、Amazon EC2 P3 インスタンスをサポートする NVIDIA Volta V100 GPU での精度の混在するトレーニングを活用するために、CuPy、NVIDIA CUDA 9、cuDNN 7 が完璧に構成された Chainer 4 が付属します。 Chainer 4 には精度の低いコンピューティングで使用される Volta GPU での Tensor Cores 用に改善されたサポートが提供されています。

Microsoft Cognitive Toolkit 2.5.1 で深層学習を加速する

AMI は今後、 コンピューティング最適化された Amazon EC2 インスタンスのニューラルネットワークルーチンを最適化するために、Intel Math Kernel Library for Deep Neural Networks (Intel MKL-DNN) で構成された CNTK 2.5.1 CPU 専用ビルドをデプロイします。また、この AMI は Amazon EC2 P3 インスタンス上でのトレーニングを加速するために、 NVIDIA CUDA 9 と cuDNN7 をサポートする CNTK 2.5.1 GPU ビルドをデプロイします。

最適化された深層学習フレームワークのシームレスなデプロイ

深層学習 AMI は、初めてフレームワークの仮想環境をアクティブ化されたときに、ユーザーが選択した EC2 インスタンスに合わせて最適化された深層学習フレームワークのハイパフォーマンスビルドを自動的にデプロイします。たとえば、CNTK 仮想環境をアクティブにするには次のコマンドを使用します。

Python 2 の場合

source activate cntk_p27

Python 3 の場合

source activate cntk_p36

これは AMI が Amazon EC2 インスタンスファミリー用に 最適化された TensorFlow のビルドをデプロイする方法に似ています。

Deep Learning AMI を実行する EC2 インスタンスに接続するために SSH を使用するとき、ウェルカムスクリーンには、ユーザーの選択したあらゆるフレームワークの仮想環境をアクティブ化するためのコマンドを記載した詳細なリストが表示されます。

5 つの AWS リージョンの追加

Deep Learning AMI を利用可能な AWS リージョンが新たに 5 か所加わりました。米国西部 (北カリフォルニア)、南米 (サンパウロ)、カナダ (中部)、欧州 (ロンドン)、欧州 (パリ)。 AMI は今後、世界 16 か所の AWS リージョンで利用できるようになります

深層学習 AMI の使用開始

AWS Deep Learning AMI を使い始めるのはすぐにできて簡単です。最新の AMI が、AWS Marketplace で利用可能になりました。また、フォーラムをサブスクライブして、新しい開始の通知を受け取ったり、質問を投稿したりすることもできます。


今回のブログの投稿者について

Sumit Thakur は AWS 深層学習のシニアプロダクトマネージャーです。特に深層学習 AMI のエンジンを使いやすくすることに焦点を当て、ユーザーがクラウドでディープラーニングを開始しやすくする製品を担当しています。自然に触れたり、SF の TV シリーズ鑑賞が趣味です。