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【開催報告】第四北越銀行/AWS 共催データコラボレーションワークショップ in 新潟:地域産業のデータ連携による新たな価値創出
はじめに
AWS では、データコラボレーションサービスの提供を超えて、様々な業界の企業間でのデータコラボレーションを加速できるような機会創出にも力をいれています。2026 年 6 月 10 日、新潟市の共創型イノベーション施設 NINNO ROOM F にて、第四北越銀行と第四北越ITソリューションズ 、AWS の共催で、新潟県における地域産業のデータコラボレーションワークショップを開催しました。新潟を代表する食品・製造・小売・物流・スポーツ・メディアなど多様な産業の企業が一堂に会し、AWS Clean Rooms を活用したデータ連携の可能性について、熱い議論が交わされました。本記事では、ワークショップの開催背景と当日の内容をご紹介いたします。
新潟県は食品・製造・小売・物流・スポーツ・メディアなど多様な産業が集積する地域です。これらの産業が保有するデータを安全に連携することで、地域経済の活性化や新たなビジネス機会の創出が期待されています。一方で、異業種間のデータ活用には、セキュリティやプライバシー保護の観点から技術的なハードルが存在します。
この課題を解決するため、AWS は第四北越銀行、第四北越ITソリューションズと共同でワークショップを企画しました。「食×エンタメ」「ものづくり」「健康・医療×自治体サービス」「モノ・流通・小売り」の 4 つのテーマでテーブルを構成し、各業界の企業が AWS Clean Rooms を活用したデータコラボレーションのユースケースを議論する場を提供しました。
開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年6月10日(水)13:30〜17:00 |
| 会場 | NINNO ROOM F(新潟県新潟市)— 地域の共創を促進するコラボレーション型イノベーション施設 |
| 共催 | 第四北越銀行 / 第四北越ITソリューションズ / アマゾン ウェブ サービス ジャパン |
| 参加企業 | 11社・1自治体・1大学 / 32名 |
| AWS事務局 | 14名 |
| 合計参加者 | 46名 |
参加企業・団体(すべて新潟県に本社を構える企業)
製造業(6社)、流通小売業(3社)、物流・運輸業(1社)、自治体、AWS パートナー3社、第四北越銀行(共催)
アジェンダ
- 第四北越銀行 常務取締役 石坂様:開会のご挨拶
- AWS南:新潟県とAWSのこれまでの取り組み
- 新潟県 創業・イノベーション推進課 課長 藤田様:「県内産業の攻めのDXとAI活用支援」
- 新潟大学 山崎教授 :新潟大学におけるAI研究の取り組み
- AWS松本:AWS コラボレーションテクノロジーのご紹介
- テーブル別ディスカッション(4グループ)
- BSNアイネット 上席執行役員 坂田様:ワークショップ総括
- 第四北越ITソリューションズ 代表取締役社長 原様: 閉会のご挨拶
- 懇親会
前半をセミナー、後半をディスカッションと分けて開催いたしました。後半のディスカッションでは、4つのテーマごとに分かれたテーブルで、各企業が実際にデータコラボレーションする際のユースケースと協業内容について議論を行いました。
データコラボレーションとは
本ワークショップのメインテーマであるデータコラボレーションと、それを支える AWS のサービスについてご説明します。データコラボレーションとは、複数の組織が保有するデータを安全かつ効果的に共有・統合・分析し、単独では得られない洞察や価値を生み出す取り組みです。例えば、小売業とメディア企業が匿名化された顧客データをコラボレーションすることで、より精緻なマーケティング戦略の立案や新サービスの開発が可能になります。重要なのは、各組織のデータプライバシーとセキュリティを維持しながら、必要な情報のみを共有することです。これにより、安全性を確保しつつデータの価値を最大化することができます。
なぜ今データコラボレーションが注目されているのか
データコラボレーションの注目が高まっている背景には、デジタル化の加速、消費者行動の複雑化、個人情報を含むデータの保護に関する規制環境の整備があります。さらに 1st party data (自社で直接収集したデータ) の重要性が増していることも大きな要因です。サードパーティ Cookie の廃止や個人情報保護の厳格化に伴い、企業は自社の顧客データをより効果的に活用し、同時に他社のデータと安全に連携する必要性が高まっています。このデータ活用と連携が、企業の競争優位性を生み出す鍵となっています。
各セッションのハイライト
第四北越銀行 常務取締役 石坂様のオープニング
第四北越銀行 常務取締役 石坂様よりオープニングスピーチを頂戴し、本ワークショップへの期待と新潟経済活性化への思いをお話いただきました。
新潟県とAWSの取り組みのご紹介
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 新潟県アンバサダーの南より、これまで産学官金の連携を通じて行ってきた新潟県とAWSの取り組みをご紹介しました。
新潟県 創業・イノベーション推進課 藤田課長より、新潟県における産業のDX推進の取り組みとAI活用を促進するための事業について講演いただきました。
新潟大学 基調講演
新潟大学 山崎教授より、新潟大学におけるAI研究の取り組みについてご講演いただきました。
AWS のコラボレーションテクノロジー
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 松本鋼治より、データコラボレーションを AWS 上で実現する方法についてご説明を行いました。まずはデータコラボレーションを支える AWS Clean Rooms というマネージドサービスについてご紹介しました。
テーブル別ディスカッション
ワークショップのメインとなったテーブル別ディスカッションでは、4つのグループに分かれ、AWSのファシリテートのもと、具体的なデータコラボレーションのユースケースについて活発な議論が交わされました。
また、新潟県に本社を構えるAWSパートナー3社がテックサポーターとして、各テーブルの議論を技術面でフォローしました。
G1: 食×エンタメ × B2C :製造業、小売り業、スポーツ、メディア企業などが参加 テックサポーター:第四北越ITソリューションズ
G2: ものづくり :製造業4社および小売り業が参加 テックサポーター:BSNアイネット
G3: 健康・医療×自治体サービス自治体、大学、ヘルスケアサービス企業が参加 テックサポーター:フラー
G4: モノ・流通・小売り 流通、小売り、製造、メディア企業新が参加 テックサポーター:フラー
総括
ワークショップの総括をBSNアイネット 上席執行役員の坂田様より賜り、各テーブルで生まれたコラボレーションのアイデアや、本ワークショップがデータ活用に関して、じっくり考える機会になったことへのお褒めの言葉をいただきました。
また坂田様からは新潟県でAI活用推進のための各種取り組みをご紹介いただきました。
閉会のご挨拶
最後に閉会のご挨拶を第四北越ITソリューションズ 代表取締役社長 原様より賜り、ワークショップ本編は終了いたしました。
お客様の声
本ワークショップを通じて、参加企業の皆様からは、以下のような声をいただいております。
「製造業においてはデータ共有は難しいテーマだと感じていましたが、議論を進める中で物流をはじめとした共通の課題があることが分かり、大変有意義な意見交換ができました。今後、課題解決に向けていい方向へ発展していくことを期待しています」 — 製造業ご参加企業様
「普段話をしないような企業様や議題について、じっくりお話できてよかったです」 — 物流業ご参加企業様
「県内企業間で何ができるのか、様々な視点で考える良い機会でした」 — 小売業ご参加企業様
「データ活用について、特に地域貢献・地方創生へ繋がるアイデアが発生し議論を深めることができたのは、本イベントならではの体験と感じました」 — パートナー企業様
おわりに
本ワークショップを通じて、新潟県の多様な産業におけるデータコラボレーションの大きな可能性と、参加企業の皆様の熱意を肌で感じることができました。ここに改めて、ご参加いただいた企業・団体の皆様、そして共催である第四北越銀行、第四北越ITソリューションズの皆様に心より感謝申し上げます。AWS は、今後もこの様なデータコラボレーションを推進する取り組みのご支援や、皆様に役立つ情報をセミナーやブログで発信していきます。どうぞよろしくお願い致します。
本ブログは、戦略事業開発本部 シニア事業開発マネージャー 飯島が担当しました。






