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Amazon AppStream 2.0を使ったSAP GUIの展開
多くのお客様が、AWS上でSAP環境をより速く、より安全に、よりコスト効率よく稼働することで、デジタル変革を加速しています。これにより、AWSの規模とパフォーマンスのメリットが得られます。ただし、AWS上にSAP環境があるとはいえ、多くのユーザーがまだローカルコンピュータとローカルネットワーク上のSAP GUIを使用してアクセスしている可能性があります。
例えば、デスクトップ上でSAP GUIを実行し、AWS上のSAP環境との間で大量のデータをやり取りするユーザーは、待ち時間が長くなり、アプリケーションの動作が遅くなる可能性があります。同時に、SAP管理者は各ユーザーのコンピュータ上にあるオンプレミスのSAP GUIを管理して、最新のセキュリティパッチがすべて適用済みであることを確認する必要があります。そこで、AWS上でSAP環境を実行することができるように、AWS上でSAP GUIを実行することで、ユーザー体験をさらに向上させる方法があります。
本日6月4日、私は、SAP GUI 導入ガイドを公開でき、Amazon AppStream 2.0にSAP GUIを導入し、これらの課題に取り組むお客様を支援できることを嬉しく思います。AppStream 2.0は、PC、Chromebook、Macを含むあらゆるコンピュータ上のブラウザを使用して、ユーザーがSAP環境に安全にアクセスできるようにする、フルマネージドなアプリケーションストリーミングサービスです。
以下は、AppStream 2.0で実行されるSAP GUIのスクリーンショットです:
AppStream 2.0にSAP GUIを導入することにより、AWS上のSAP環境で受ける多くの利点をユーザーに提供します。まず、ユーザーの操作を早めることができます。なぜなら、AWS上のSAP GUIはSAP環境の近くで動作するため、ユーザーはAWSからデータをアップロードまたはダウンロードする必要はなく、アプリケーションの応答性が向上するからです。同時に、AppStream 2.0により、ユーザーのためにSAP GUIを簡単に管理することができます。AppStream 2.0を使用すると、1つのバージョンのSAP GUIを一元的に管理でき、的確なバージョンを各ユーザーにストリーミングできます。ユーザーはSAP GUIの最新バージョンにのみアクセスし、すべてのユーザーのコンピュータに更新プログラムを適用する必要はありません。また、AWS上で実行されるアプリケーションはデータの近くにあるため、ユーザーのコンピュータには何も保存されません。既存のローカルネットワークへのアクセスを制限し、既存のMicrosoft AD資格情報を使用してユーザーアクセスを管理することができます。最後に、AppStream 2.0はAWSによってフルマネージドされています。つまり、AppStream 2.0は、SAP GUIおよび関連アプリケーションの実行およびホストに必要なAWSリソースを管理し、自動的に拡張し、従量課金の料金体系によりオンデマンドでアプリケーションをエンドユーザーに配信できます。
COREXPERT by TEAMWORKのお客様の声を読めば、2日以内ですべてのユーザーにSAP GUIを展開できたことが分かります。お客様自身で展開を始めるには、SAP GUI 導入ガイドをダウンロードしてください。
– Amazon AppStream 2.0のシニアプロダクトマネージャーを務めるVinothkumar Narasimhan、そしてSAPソリューションアーキテクトを務めるNaresh Pasumarthy
翻訳はPartner SA 河原が担当しました。原文はこちらです。