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Mapillary が、Amazon Rekognition を使用して、米国の都市向けの駐車ソリューションを構築

Mapillary は、人々や組織がジオタグ付きの写真をアップロードできる協調型のストリートレベルの画像プラットフォームであり、これを使用してマッピングのシステムやアプリケーションを改善することができます。

Mapillary は、深層学習ベースの画像および動画分析サービスである Amazon Rekognition を使用してメタデータ抽出を強化しています。Amazon Rekognition の DetectText 操作を使用することにより、Mapillary は交通標識や駐車標識の画像からテキストを検出および抽出し、マッピングデータを充実させることができます。

「Amazon Rekognition でテキストを検出する際の精度が、一貫して正確であることが分かりました」と、Mapillary のコンピュータビジョン責任者である Yubin Kuang 氏は言います。「Mapillary は、既にストリートレベルの画像の世界で最も優れたコンピュータビジョンを構築しているため、Amazon Rekognition の DetectText API を統合すると、Mapillary の技術によって自動的に検出される交通標識や駐車標識からテキストを抽出できるようになります。このワークフローは開発サイクルを短縮し、駐車インフラの概要を大規模で把握することを可能にします。」

アーキテクチャ

Mapillary は、Amazon S3 に何億もの画像を保存しています。こうした画像は、あらゆる場所の人々や組織によって Mapillary にアップロードされます。Mapillary の交通標識検出パイプラインで Amazon Rekognition の DetectText API 操作を使用すると、ストリートレベルの画像から抽出されたメタデータは、Elasticsearch クラスターを使用して検索可能になります。たとえば、次の例は、ユーザーが Mapillary にアップロードした画像を示しています。緑色のボックスは交通標識が Mapillary で検出されたことを、白色のボックスは Rekognition が検出、抽出し、機械で判読可能なテキストに変換したテキストであることを強調表示しています。

「Amazon Rekognition のこの作業により、米国の都市の駐車を改善するソリューションを開発できます」と、Mapillary の CEO 兼共同設立者である Jan Erik Solem 氏は言います。「都市の当局は、駐車標識とデータを把握するのに苦労しています。これを手作業で追跡するには、莫大な時間はもちろん、何百万ドルもの税金がかかるでしょう。アマゾン ウェブ サービス、特に Amazon Rekognition を活用することで、都市の時間とコストを節約するための自動化されたコンピュータビジョンによる駐車ソリューションの開発に役立つと確信しています。」


今回のブログ投稿者について

Kaiser Larsen は、AWS 人工知能ソリューションのプロダクトマーケティングマネージャです。仕事以外では、彼はハイキング、家族や友人のための料理が趣味であり、お祝いがあるときはいつでもアイスクリームを食べています。