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Amazon AuroraでCross-Region Read Replicaがご利用頂けるようになりました
Amazon Auroraクラスタににリードレプリカを追加することでリードキャパシティの増強を行って頂けます。本日、リードレプリカを他のリージョンに作成頂ける機能をリリースしました。この機能を利用することでリージョン間でディザスタリカバリ構成を利用出来、リードキャパシティを拡張出来ます。その他にも、他のリージョンにデータベースをマイグレーションしたり、新しい環境を構築する際にもご利用頂けます。
リードレプリカを他のリージョンに作成すると、Auroraクラスタがそのリージョンに作成されます。Auroraクラスタには15台までリージョン内であればレプリカラグのとても低いリードレプリカを作成出来ます(多くのケースで20ms以内)。リージョン間の場合、ソースクラスタとターゲットクラスタの間の距離に応じてレイテンシが増加します。この構成は、現在のAuroraクラスタを複製したり、ディザスタリカバリ目的でリードレプリカをリージョン間で構成することに利用頂けます。リージョン障害が万が一発生した場合、クロスリージョンレプリカをマスターとして昇格します。こうすることで、ダウンタイムを最小限にすることが可能です。こちらの機能は、暗号化されていないAuroraクラスタに適用可能です。
リードレプリカを作成する前に、ターゲットとなるリージョンにVPCやDatabase Subnet Groupsが存在しているか、マスターでバイナリログが有効になっているかを確認する必要があります。(訳者注: 設定を有効にする前に最新のパッチを適用して下さい)
VPCの設定
AuroraはVPC内で起動するため、ターゲットとなるリージョンに適切に設定されたDatabase Subnet Groupsが存在するか確認します:
バイナリログを有効にする
クロスリージョンレプリケーションを設定する前にバイナリログを有効にする必要があります。もしdefaultパラメータグループをお使いの場合、新しいDB Cluster Parameter Groupを作成します:
バイナリログを有効にし(binlog_formatをMIXEDに)、Save Changesをクリックします:
次に、設定を変更するDBインスタンスを選択しModifyを選択します。そして、新しいDB Cluster Parameter Groupを選択しApply Immediatelyを選択してContinueをクリックします。変更を確認し、設定を反映させるためにをクリックします:
インスタンスを選択し、再起動を実行しreadyになるまで待ちます
リードレプリカの作成
事前準備が完了したら、リードレプリカを作成します!AWS Management Consoleから、ソースクラスタを選択し、 Instance ActionsメニューからCreate Cross Region Read Replicaを選択します:
新しインスタンスやクラスタの名前を設定し、ターゲットリージョンを選択します。DB Subnet Groupを選択し、他のオプションも希望の設定にし最後にCreateをクリックします:
Auroraがクラスタやインスタンスを作成します。インスタンスが作成されデータがレプリケーションされるまでcreatingステータスになります(作成完了までの時間はソースクラスタに保存されているデータサイズに依存します)。
こちらの機能は本日からご利用頂けます!
— Jeff (翻訳は星野が担当しました。原文はこちら)