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ロンドンに 3 番目の AWS アベイラビリティーゾーンを開設
AWS を拡大するにあたり、まず地域 (リージョンと呼びます) を決定した後、その地域において複数の独立したアベイラビリティーゾーンを開設します。各アベイラビリティーゾーン (AZ) には、数多くのインターネット接続と電源接続があり、さまざまなグリッドにつながっています。
このたび、50 番目の AWS アベイラビリティーゾーンを開設することになりました。新しいゾーンは、欧州 (ロンドン) リージョンにおける 3 番目のゾーンです。これにより、極めてスケーラブルで耐障害性の高い用途をより柔軟に設計し、イギリス国内の複数の AZ で実行できるようになります。
欧州 (ロンドン) リージョンの開設以来、AWS は新しく革新的な用途でますます多くのお客様に利用されています。特に、公共機関や規制の厳しい業界においてこの傾向は顕著です。たとえば、イギリスの AWS 部門の担当者から、次のような事例の報告を受けています。
企業 – BBC、BT、Deloitte、Travis Perkins など、イギリスの大手有名企業が AWS を利用してビジネスを一変させています。イギリスの大手建材業者である Travis Perkins は、データセンターをまるごと AWS に移行するなど、そのシステムとビジネスにおいてこれまでにない規模の変革を実施しています。
スタートアップ – 国際送金サービスの Currencycloud は、支払業務とデモプラットフォームをすべて AWS に移行し、インフラストラクチャのコストを 30% 削減しています。クレジットスコア業界に新風を吹き込む Clearscore は、自社プラットフォームをすべて AWS でホスティングしています。UnderwriteMe は欧州 (ロンドン) リージョンを使用し、引受業務のプラットフォームをマネージドサービスとしてお客様に提供しています。
公共機関 – Met Office は AWS を利用して、Met Office Weather アプリのサポートを提供しています。これはiPhone と Android 向けのアプリです。 2016 年 1 月の公開以来、Met Office Weather アプリは 50 万人を超えるユーザーに利用されています。Met Office は AWS を使用して、アジリティ、スピード、スケーラビリティを向上させつつコストを削減しています。イギリス運転免許庁 (DVLA) は欧州 (ロンドン) リージョンを利用して、戦略的なクレジットカード決済プラットフォームなどのサービスを提供しています。これは PCI DSS (PCI データセキュリティスタンダード) への準拠に役立ちます。
AWS の欧州 (ロンドン) リージョンは公共サービスネットワーク (PSN) 保証を達成しています。これによりイギリスの公共機関のお客様は、保証されたインフラストラクチャをもとに公共サービスを構築できます。公共サービスネットワーク (PSN) 保証の達成と AWS における UK-OFFICIAL 用の標準化アーキテクチャによって、イギリスの公共機関は徹底した規制とリスク管理のもと UK-OFFICIAL の機密データを欧州 (ロンドン) リージョンに移行できます。
AWS リージョンとご利用いただけるサービスの一覧については、AWS グローバルインフラストラクチャのページをご覧ください。リージョンのサービス料金表については、クラウド製品ページにアクセスしてから、その詳細ページをご覧ください。
— Jeff;