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Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) が大阪リージョンでご利用可能になりました

みなさん、こんにちは。シニアエバンジェリストの亀田です。

Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) が大阪リージョンに対応いたしましたのでお知らせいたします。ROSAは通常のAWSサービスと少し位置づけが異なるサービスとなり、全体像をご理解いただけるための情報を以下に纏めます。

Red Hat OpenShift

 Red Hat OpenShift はRed Hat 社により開発、提供されているエンタープライズ向けの Kubernetes プラットフォームです。このサービスはRed Hat が提唱するオープン・ハイブリッドクラウド戦略に基づいており、主要なパブリッククラウドで実行されるフルマネージドのクラウドサービス、及びセルフマネージドのソフトウェアオファリングとして利用できるため、複数環境での利用が想定されています。

Red Hat OpenShift には、Kubenetes オーケストレーションだけではなく、Red Hat Enterprise Linux CoreOS という専用Linux オペレーティングシステムと、コンテナランタイム、ネットワーキング、モニタリング、レジストリ、認証、承認のソリューション等が含まれています。

そして、Red Hat Marketplace 経由で認証済の多くのソフトウェア入手可能となっており、例えばセキュリティ、監視や開発ツール、データベースなどシステム運用に必要な機能を追加することが可能になっています。

Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA)

ROSA は AWS が提供する完全マネージド型の OpenShift サービスとなり、サポート自体も AWS と Red Hat から共同して提供されます。ROSA を利用すればクラスターの管理が不要になり、請求やサポート、環境の管理が AWS に統合され、Reserved Instance や Savings Plan といった従来の AWS 割引オプションが提供されます。

すでに OpenShift 運用経験をお持ちの場合は、AWS でのデプロイのために、慣れ親しんだ OpenShift API およびツールを利用することができます。ROSA を用いると、広範な AWS コンピューティング、データベース、分析、機械学習、ネットワーク、モバイル、およびその他のサービスを使用して、安全でスケーラブルなアプリケーションをすばやく構築することができます。ROSA は、従量制料金での時間および年単位の請求、99.95% SLA で提供されます。

AWS 上で作成されたクラスターは、Red Hat OpenShift Cluster Manager コンソールからも管理可能となり、従来と一貫した運用を実現することが可能です。

サービスリリース時点のBlog記事に、初期起動の手順が掲載されていますので、合わせてご覧ください。

– シニアエバンジェリスト 亀田