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【開催報告】ISV/SaaS事業社向けAWS研修 : AWS『中級』ハンズオン セミナー〜可用性&スケーラビリティ編〜

こんにちは!アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 ソリューションアーキテクトの秋田です。
ISV/SaaS事業社向けAWS研修の第3弾「AWS『中級』ハンズオンセミナー~スケーラビリティ&可用性編~」を開催しました!こちらの開催報告と合わせてセミナーの内容の紹介や、今後開催される予定の研修内容について紹介したいと思います。

第1弾「今日から一緒にはじめよう!IT基礎知識 & AWS超入門セミナー」の開催報告こちら

第2弾「今日から一緒にはじめよう!AWS『初級』ハンズオン セミナー」の開催報告はこちら

ISV/SaaS事業社向けAWS研修とは?

「SaaSと言えばAWS!」をスローガンに、複数回に渡ってISV/SaaS事業者様に向けてのAWS研修を実施します。
AWSでSaaSとして事業を展開されているお客様、これから構築を検討されているお客様が「SaaS on AWS」でさらに価値のあるサービスを提供できるようにサポートしていきます!

第3弾は「可用性」と「スケーラビリティ」を学ぶ中級ハンズオン

初級編に引き続き、AWS上にチャットアプリケーションを作成することを通して、可用性が高く、負荷に応じて自動的にスケールするアプリケーションの構築を学びます。AWSを使ったことがないエンジニアの方でも、基本的なところから説明しますので、問題なくご参加いただける内容となっています。

初級編ではチャットアプリケーションを構築しましたが、データベースがクラッシュした場合にはサービス全体が停止してしまうなど可用性に課題があるアプリケーションでした。また、アプリケーションに人気がでてアクセス数が急増した際に対応できない(スケールしない)という課題もありました。実際のWebサービス運用ではこれらの課題を常に考えていかなければなりません。中級ハンズオン「可用性&スケーラビリティ編」では、これらについて最も基本的な対応策をご紹介し、実際に構築していきます。
具体的には、リレーショナルデータベースサービスであるAmazon RDSや、仮想サーバサービスであるAmazon EC2を冗長化し、これらのリソースやAvailabilityZoneに障害があってもサービス全体の可用性が損なわれないようにします。また、AWS AutoScalingにより、ロードバランサへのリクエスト数に応じてEC2の台数を自動的に起動/終了する仕組みを導入することで、サービスのスケーラビリティを確保する方法を学びます。

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10月に計2回このハンズオンセミナーを実施しました。当日はオンラインでの開催にも関わらずたくさんの質問をいただき、参加者の皆さまが真剣に取り組まれている様子が伺えました。今後のセミナーをよりよいものにするためにも、お気付きの点などありましたらぜひフィードバックをいただければと思います。

11月は中級ハンズオン「コンテナ編」

2020年11月以降は中級ハンズオン「コンテナ編」の実施予定です。これ以降、SaaSのサービス開発でよく使われる要素技術や典型的なアーキテクチャそれぞれについて、AWS上での構築方法を学ぶためのハンズオンを提供していきたいと思いますので、ぜひご参加いただければと思います。こちらも完全無料でご参加いただけます。

 

このブログの著者

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秋田 仁雅(Akita, Yoshinori)

AWSのソリューションアーキテクトとして、主にISV/SaaS事業者のお客様に対する技術支援を担当。最近はElastiCacheが好きです。

 

上原誠

上原 誠(Uehara, Makoto)

AWSのソリューションアーキテクトとして、主にISV/SaaSのお客様に対する技術支援を担当。技術的な得意/興味領域としては、アナリティクス系テクノロジー、広告系ソリューションなど。