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[AWS Black Belt Online Seminar] AWS Fargate 資料及び QA 公開

先日 (2019/9/25) 開催しました AWS Black Belt Online Seminar「AWS Fargate」の資料を公開しました。当日、参加者の皆様から頂いた QA の一部についても共有しております。

 

20190925 AWS Black Belt Online Seminar AWS Fargate

AWS クラウドサービス活用資料集(すべての過去資料が閲覧できます)

Q. CloudFormationでの設定は可能でしょうか ?
A. Fargate を利用した ECS サービスの作成、および、タスク定義での Fargate 起動タイプとの互換性の設定については、いずれも CloudFromtionでも設定可能となります。それぞれリンク先にて詳細をご確認ください。
ECS サービスについてはこちら
タスク定義についてはこちら

Q. Fargateを用いた場合、SSHなどで内部にアクセスすることは可能でしょうか?
A. Fargate 起動タイプでは、AWSが管理するインフラストラクチャ上にデプロイされることとなるため、EC2 起動タイプで実施されるようなコンテナインスタンスへの SSH アクセスは行えません。

Q. FargateはEC2に比べてコンテナ起動が遅いイメージがありますが、改善する方法はありますか?
A. コンテナの起動時間については、DescribeTasks API でイメージのプル時間を含めたタスクの起動完了までに要した時間をご確認いただけます。イメージサイズやロードバランサを併用している場合はヘルスチェック間隔などの設定を見直すことで起動やサービス提供までの時間を改善できる場合がありますので、ご確認いただければと思います。
DescribeTasksについてはこちら

Q. FargateではなくECSだけを使うメリットは何でしょうか?
A. EC2 起動タイプであってもコンテナを実行することと、コンテナ実行にあたりオーケストレーションを行えることは意味があります。コンテナを利用するメリットとしては、アプリケーションコードだけでなく関連する依存物をまとめてパッケージングすることで、開発から本番まで同一の環境でアプリケーションを実行でき、環境差分による不具合やそれを防ぐためのテスト工数を減らすことが可能です。ECS はコンテナのオーケストレーションツールとして、複数ホストに対するコンテナの配置やコンテナのアップデート、ロードバランサーへの紐付けといったことを実施します。

また、ECS には EC2 起動タイプで利用することを前提とした ECS 最適化 AMI が用意されており、こちらを利用することで EC2 起動タイプの利用ハードルを下げられます。合わせてご確認ください。
Amazon ECS-Optimized AMIについてはこちら

Q. 対応OSはLinuxのみでしょうか?
A. Fargate 起動タイプでは Linux コンテナのみをサポートしています。EC2 起動タイプでは Linux/Windows コンテナの双方をサポートしています。

Q. タスク内の共有ストレージの使用容量をコンテナごとに制限することは可能でしょうか?
A. 現状そのような指定は行えませんが、例えばタスク内の特定のコンテナから共有されているボリュームストレージへのアクセスを読み取り専用にすることは可能です。
Task Definition Parameters についてはこちら

Q. awslogs でカスタムのログとしてアプリケーションのログを出力することはできますか?
A. 出力されるログは ENTRYPOINT/CMD インストラクションの設定によって異なり、デフォルトは STDOUT および STDERR I/O ストリームです。awslogs ログドライバーとしてカスタムできるオプションとして、ロググループの指定やプレフィックスの指定は行えますが、ログを複数のストリームに任意に振り分けるような設定はサポートしておりません。
awslogs ログドライバーについてはこちら

一方で、ログドライバーとして awsfirelens を指定してFireLens for Amazon ECS を利用しますと、タスク定義パラメータを通じた設定に基づき、Fluentd または Fluent Bit を介して指定した宛先にログをルーティング可能です。Fluentd または Fluent Bit の設定ファイルをカスタムすることも可能です。
Custom Log Routing についてはこちら

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2019 年 10 月 31 日 (水) | 15:00 – 16:30 申込先 ≫

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Amazon Route 53 Resolver | 2019 年 10 月 16日 (水) | 18:00 – 19:00
Amazon EMR | 2019 年 10 月 23 日 (水) | 18:00 – 19:00
Elastic Load Balancing (ELB) | 2019 年 10 月 29 日 (火) | 12:00 – 13:00
AWS IoT Analytics Deep Dive | 2019 年 10 月 30 日 (水) | 18:00 – 19:00