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[AWS Black Belt Online Seminar] Amazon EC2 資料及び QA 公開
こんにちは、マーケティングの鬼形です。
先日 (2018/4/11) 開催致しました AWS Black Belt Online Seminar「Amazon EC2」の資料を公開いたしました。当日、参加者の皆様から頂いた QA の一部についても共有しております。
20180411 AWS Black Belt Online Seminar Amazon EC2
Q1. EC2 を起動したままマシンスペックの変更はできるのでしょうか。
A. EC2 のスペック (インスタンスタイプ) の変更は EC2 を停止 (stopped) 状態で行うことができます。
Q2. EC2 は自動的に AZ 間でレプリケーション(?)されていますか。
A. EC2 は自動でレプリケーションは行われません。
Q3. AWS Summit Tokyo 2018 の EC2 の進化の歴史から学ぶ EC2 入門 では、本セミナーとは違う内容になりますか。
A. 本セミナーでは EC2 の歴史までは触れておりませんので、AWS Summit では違う内容となる予定です。ご期待ください。
Q4. お世話になります。インスタンスタイプについて確認したいのですが、旧世代となったものに関しては例えば WindowsOS の様に EOL を迎えてサービス利用ができなくなるといったことはありますでしょうか。
A. 現時点でも旧世代のインスタンスは利用可能ではありますが、新世代インスタンスの方が価格、性能、機能面でメリットが多いので、極力新しい世代のインスタンスをご利用頂くことをおすすめいたします。
Q5. 普段は通常の状態で使っていて、必要な場合に Unlimited に変更できるのでしょうか。
A. 変更可能です。Unlimited から通常モード (Standard) に戻すことも可能です。
Q6. Unlimited を24時間以内に無効にした際に前借分が余っていた場合は、どうなるのでしょうか。
A. 前借りクレジットで消費したクレジットは Unlimited を解除した時点で費用請求が発生します。詳細は資料の P26 ならびにドキュメントを参照ください)
Q7. スポットインスタンスの“その時点の需要価格“と”入札“はどのような流れで行う必要があるのでしょうか。
A. スポットインスタンスの価格状況は、EC2 スポットインスタンス料金表のページや EC2 のマネジメントコンソール、スポットリクエストの価格設定履歴などで確認できます。入札は EC2 コンソールのスポットリクエストから行って頂けます。
Q8. 自前で持っている IP アドレスを持ち込むことができるのでしょうか。
A. あいにく現時点では IP アドレスを持ち込んで利用する機能はありません。
Q9: 本番運用で一般的な、インスタンスタイプを教えていただけないでしょうか。
A. EC2 は全て同一の SLA で稼働しておりますので、本番運用で想定される CPU,メモリなどの要件を満たすものであれば、どのインスタンスも本番運用で利用が可能です。
Q10. Direct Connect を利用してオンプレ環境と通信を行いたい場合、EIP もしくは PublicIP となる認識で良いでしょうか。
A. Direct Connect のプライベート接続の場合は PrivateIP での通信となります、EIP や PublicIP で接続したい場合は Direct Connect のバブリック接続を行うことで対応できます。
Q11. P38 の最大 20→25 は、最大 10→25 ですか。
A. ENA に関してリリース当初は最大 20Gbps の性能でしたが、機能拡張により最大 25Gbps になりました。Intel82599VF(ixgbevf) のネットワークアダプタについては最大 10Gbps 性能のままで変更ありません。
Q12. 拡張 NIC は(Intelのものなど)は EC2 インスタンス作成時に別途選ぶものなのでしょうか。
A. インスタンスタイプにより固定されており選択はできません。それぞれ対応するインスタンスについては拡張ネットワーキングのドキュメントを参照ください。
Q13. AMIの読み方は、エーエムアイ、アミ、どちらが正解でしょうか。
A. 正確には”Amazonマシンイメージ”ですが、略称としてはどちらでも呼ばれるケースがあります。
Q14. T2 のバーストは事前に使う時間を設定するようなことはできるのでしょうか。
A. T2 のバーストに関しては使用する時間を指定する機能は残念ながらありません。T2 unlimitedの機能については API で有効化/無効化が可能ですので、Lambda などと連携して時間で unlimited の有効化/無効化するようなことは行えます。
Q15. Amazon EC2 Elastic GPU for Windows は機械学習でも高いパフォーマンスを発揮しますか。
A. Elastic GPU は現状 OpenGL API のみのサポートである為、OpenGL の 3D グラフィックス描画以外の処理は行う事ができません。
Q16. マーケットプレイスで提供される AMI で、AWS として利用推奨や利用シーンに応じた推奨の情報が公開されていますか。
A. AWS Marketplace に、カテゴリ毎や利用シーン、ポピュラーなものなど、様々な形で紹介がされておりますので、ぜひご覧ください。
Q17. Launch Template と AMI のバックアップを取っておくのとの違いはあるのでしょうか。
A. Launch Template は EC2 を作成する時の手順やオプションをテンプレート化するものです。AMI は OS イメージとなりますので OS 内のプログラムや設定を保管する位置づけになります。
Q18. インスタンスサイズを変更するとき作業概要を教えてほしいです。p.55 を見て、流れが知りたいです。
A. インスタンスサイズを変更する際は、インスタンスが停止 (stopped) 状態である必要があります。もし稼働中(running状態)のインスタンスのサイズを変更する際は、インスタンスを停止->インスタンスタイプを変更->インスタンスを起動 という流れになります。インスタンスサイズを変えると CPU やメモリの量が変わりますので、OS ならびにアプリケーションの調整が必要なものがあれば、それぞれ適切な設定を行ってください。
Q19. Windows 上で Microsoft SQL Server を利用予定です。C:ドライブ1つのみ用意してそこで OS と DB のアクセスを全て賄う場合と、D:ドライブを用意して SQL サーバのデータを全て D:ドライブに置く場合では、DB のアクセス速度に差は出るのでしょうか。
A. ストレージボリュームを分けることで、OS と DB でボリュームへのアクセスが分散されて、アクセス速度が良くなる可能性があります。ただし EBS についてはインスタンスタイプに伴って最大帯域幅が存在する為、その限りでないケースもありますので、下記のドキュメントも参考にEBSボリューム自体のパフォーマンスと合わせて、インスタンスタイプも考慮頂ければと思います。また gp2 ボリュームを利用される場合、容量に応じてベースラインパフォーマンスが変動することにご注意ください。負荷傾向にも依存しますので、実測して検証して頂くことをお勧めします。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/EBSOptimized.html
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/EBSVolumeTypes.html
以上です。
今後の AWS Black Belt Online Seminar のスケジュールは こちら です。皆様のご参加をお待ちしております。