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生成 AI アプリを AWS クラウドで構築(Dify)したい

誰でも簡単にチャットボットやコンテンツ生成ツールなどの AI アプリケーションを開発できる AWS クラウド構成例とその概算料金をご紹介します

構成概要

この構成例のクラウドレベル:

基礎編

入門編:該当するユースケースの知識が全くない方が対象
基礎編:該当するユースケースの入門知識がある方が対象
応用編:該当するユースケースにある程度精通している方が対象

この構成例で解決できる課題・困りごと:

  • 生成 AI アプリを構築したいが開発経験が乏しく踏み出せない

  • 生成 AI アプリの開発予算の確保が難しい

この構成例の概算料金:

141.11 ドル(月額)

この構成例のメリット:

  • 構成がシンプルなので構築が容易

  • Bedrock が従量課金制であるためスモールスタートが可能

  • ノーコード/ローコードで生成 AI のワークフローを作成可能

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月額合計料金:141.11(USD)

この構成例で使用したサービスと概算料金内訳

サービス
項目
数量
単価
料金 (USD)
EC2

インスタンス(t3.medium)

EBS(gp2)

730 時間

20 GB

0.0544/時間

0.12/GB

39.71

2.4

Bedrock

input

output

11,000,000トークン

4,400,000トークン

0.003/1000トークン

0.015/1000トークン

33

66

  • EC2は東京リージョン、Bedrcok はオレゴンリージョンでのご利用を想定しています。

  • 1ヶ月を 730 時間として計算しています。

  • Bedrockの利用想定は利用ユーザー数 50 人、利用頻度 1 日 10 回質問、1 質問あたり 1000 入力トークン、1 回答あたり 400 出力トークン、1 カ月 22 日計算です。

  • Amazon EC2:

    • インスタンス t3.medium

    • EBS gp2

  • Amazon Bedrock:

    • 利用モデル Claude 3.5 Sonnet v2

    • 入力トークン 1000トークン/回

    • 出力トークン 400トークン/回

    • 問い合わせ回数 11,000回/月

※ 2025 年 2 月 12 日時点での試算です

この AWS サービスに関する参考ページ

本構成について
本ハンズオンでは、構成を簡単にするために上記の構成を取っており、セキュリティ (通信の暗号化や公開アプリケーションへの認証など) や可用性を考慮した構成となっていません。本番利用する際には、本番利用に即したセキュリティ・可用性向上を施したうえで利用するようにしてください。

セキュリティ
通信の暗号化: HTTP ではなく HTTPS を利用 (例: EC2 インスタンスの前段に Application Load Balancer (ALB) を配置し、AWS Certificate Manager の TLS 証明書で暗号化)
公開アプリケーションへの認証: ALB に Amazon Cognito の認証を付与
外部からの攻撃を防御:ALB に AWS WAF を導入

可用性
冗長化: 利用するデータベースを Amazon RDS や Amazon ElastiCache に外出しし、EC2 インスタンスを冗長化して ALB 配下に配置

[Workshop] Dify での生成 AI アプリケーション構築ワークショップ
(本構成を構築するためのワークショップ)
https://catalog.us-east-1.prod.workshops.aws/workshops/95a3c231-2064-4a33-9a3d-624b7c11aaa6/ja-JP

[GitHub] dify-self-hosted-on-aws
(セキュリティや可用性を向上した構成)
https://github.com/aws-samples/dify-self-hosted-on-aws