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Windows ファイルサーバーを AWS クラウドで構築 (基本編)

フルマネージドサービスの活用でインフラ管理をなくし、冗長化によって 耐障害性も高めることができる AWS クラウド構成例とその概算料金をご紹介します

こんなお悩みはないですか?

インフラ運用を最小化したい

電源やネットワークの管理、ハードウェアの点検や故障の対応、パッチ適用などのインフラの管理をオフロードして、本業であるビジネスに集中したい。

実績のある機能は継続して利用したい

VSS を使ったファイル単位のリストア機能や、Active Directory との連携したアクセス管理など、実績のあるファイルサーバ機能はそのまま使い続けたい。

耐障害性を高めてビジネスリスクを低減

ファイルサーバが利用できなくなると、ユーザや他システムへの影響が大きいため、万が一の障害やメンテナンスの際にも、停止時間を最小限に抑えたい。

そのお悩み、この AWS サービスで解決できます

この構成例の概算料金:

1048.87 USD (月額)

この構成例のメリット:

  • ファイルサービスと Active Directory はフルマネージドサービスを活用しインフラ運用をなくします。

  • AZ レベルの障害に耐える冗長構成を、簡単に実現できます。

AWS architecture diagram in Japanese showing a network setup with Amazon FSx for Windows File Server, AWS Managed Microsoft AD, and S3 storage across multiple availability zones with a 2TB SDD multi-AZ configuration.

月額合計料金:1048.87(USD)

この構成例で使用したサービスと概算料金内訳 (SSD ストレージ使用の場合)

サービス
項目
数量
単価
料金 (USD)
Amazon FSx for Windows File Server

SSD ストレージ

ファイルシステムあたりのスループットキャパシティ

バックアップストレージ

565.25

165.6

153.6

AWS Directory Service

AWS Managed Microsoft AD, Standard Edition

106.58

Amazon Virtual Private Cloud (VPC)

Site-to-Site VPN

インターネットへのデータ転送

730時間

200GB

35.04

22.8

  • 東京リージョンの利用を想定しています。

  • ストレージ容量におよそ 2TB を、SSD または HDD 媒体を利用することを見込んでいます。

  • プロビジョニングスループットを 32MBps としています。また、ファイルシステムは一つとしています。

  • 重複排除機能を利用していないとします。

  • バックアップストレージには 3TB ほどの容量を見込んでいます。

  • 1ヶ月を 730 時間としています。

  • Windowsファイルサーバの利用者は、インターネットVPN経由での利用を想定しています。

  • ファイル全体容量の 10% が当月にアクセスされたことを想定した料金です。

  • FSx for Windows は Active Directory での認証を必要としますので、この例では AWS Directory Service for Microsoft Active Directory の AWS Managed Microsoft AD(Standard Edition) の利用を想定しています。オンプレミスの Active Directory を利用する場合は、それを活用することが可能で、もしくは、オンプレミスの AD と AWS 上に構築する EC2 上の AD とレプリケーションすることで実装を検討することもできます。

  • 数量はあくまで試算であり、実際の利用料はユースケースにより変動します。

※ 2023 年 11 月 30 日時点での試算です

月額合計料金:545.06(USD)

この構成例で使用したサービスと概算料金内訳 (HDD ストレージ使用の場合)

サービス
項目
数量
単価
料金 (USD)
Amazon FSx for Windows File Server

HDD ストレージ

ファイルシステムあたりのスループットキャパシティ

バックアップストレージ

61.44

165.6

153.6

AWS Directory Service

AWS Managed Microsoft AD, Standard Edition

106.58

Amazon Virtual Private Cloud (VPC)

Site-to-Site VPN

インターネットへのデータ転送

730時間

200GB

35.04

22.8

  • 東京リージョンの利用を想定しています。

  • ストレージ容量におよそ 2TB を、SSD または HDD 媒体を利用することを見込んでいます。

  • プロビジョニングスループットを 32MBps としています。また、ファイルシステムは一つとしています。

  • 重複排除機能を利用していないとします。

  • バックアップストレージには 3TB ほどの容量を見込んでいます。

  • 1ヶ月を 730 時間としています。

  • Windowsファイルサーバの利用者は、インターネットVPN経由での利用を想定しています。

  • ファイル全体容量の 10% が当月にアクセスされたことを想定した料金です。

  • FSx for Windows は Active Directory での認証を必要としますので、この例では AWS Directory Service for Microsoft Active Directory の AWS Managed Microsoft AD(Standard Edition) の利用を想定しています。オンプレミスの Active Directory を利用する場合は、それを活用することが可能で、もしくは、オンプレミスの AD と AWS 上に構築する EC2 上の AD とレプリケーションすることで実装を検討することもできます。

  • 数量はあくまで試算であり、実際の利用料はユースケースにより変動します。

※ 2023 年 11 月 30 日時点での試算です