AWS Compute Optimizer
AWS Compute Optimizer はワークロードに最適な AWS リソースを推奨し、機械学習を使って過去の使用率メトリクスを分析することで、コストを削減し、パフォーマンスを向上します。リソースを過剰にプロビジョニングすると不要なインフラストラクチャのコストを招く可能性があります。一方、リソースのプロビジョニング不足だとアプリケーションのパフォーマンスが低下する可能性があります。Compute Optimizer は、使用率データに基づいて、Amazon EC2 インスタンス、Amazon EBS ボリューム、AWS Lambda 関数の 3 種類の AWS リソースに最適な構成を選択する場合に役に立ちます。
Compute Optimizer は Amazon のクラウドで多様なワークロードを実行した経験から得た知識を応用することで、ワークロードパターンを識別して、最適な AWS リソースを推奨します。Compute Optimizer ではワークロードの設定やリソース使用率を分析して、多数の特徴 (ワークロードが CPU を集中的に使用する、ワークロードが毎日のパターンを示す、ワークロードがローカルストレージに頻繁にアクセスするなど) を識別します。本サービスはこれらの特徴を処理し、ワークロードに必要なハードウェアリソースを特定します。Compute Optimizer は、ワークロードがさまざまなハードウェアプラットフォーム (Amazon EC2 インスタンスタイプなど) で、またはさまざまな構成 (Amazon EBS ボリューム IOPS 設定や AWS Lambda 関数のメモリサイズなど) を使用してどのように実行されるかを推測し、推奨事項を提供します。
Compute Optimizer は追加料金なしでご利用いただけます。開始するには、AWS Compute Optimizer コンソールで、このサービスを選択します。
メリット
最大 25% のコストを削減する
Compute Optimizer のレコメンデーションを活用して、最大 25% のコストを削減できます。Compute Optimizer はワークロードの設定とリソース使用率を分析して、過剰プロビジョニングやプロビジョニング不足の可能性がある Amazon EC2 インスタンス、Amazon EBS ボリューム、および AWS Lambda 関数などの AWS リソースを特定します。他にも Compute Optimizer は、AWS リソースのサイズを適切に調整し、異なるインスタンスサイズまたはインスタンスタイプに切り替えて、コストを節約するように推奨します。
実用的なレコメンデーションでパフォーマンスを最適化する
Compute Optimizer は、ワークロードのサイズを適切にするために、140 以上の EC2 インスタンスタイプオプション、および幅広い EBS ボリュームおよび Lambda 関数設定オプションから最大 3 つのオプションを推奨します。Compute Optimizer は、推奨される AWS リソースオプションでのワークロードの CPU 使用率、メモリ使用率、および実行時間も予測します。これは、レコメンデーションを実装する前に、その推奨オプションでワークロードがどのように実行されるかを理解するのに役立ちます。
すぐに使用を開始する
AWS コンソールから 4 回クリックするだけで、Compute Optimizer が自動的にレコメンデーションを生成します。これらのレコメンデーションは、Amazon CloudWatch メトリクスと AWS リソースメタデータからの、現在のリソース使用率データに基づいています。ルールベースのしきい値を設定するために、多大な時間とお金を投資する必要はありません。
仕組み
