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New Relic、ビジネスモードを転換し、Amazon EKS で前例のない成長を管理

2021 年

2008 年に設立された New Relic は、オブザーバビリティ分野のリーダーとして、ソフトウェアスタック全体を分析、トラブルシューティング、最適化する Software as a Service (SaaS) プラットフォームをエンジニアに提供しています。2020 年、同社はビジネスを変革するジャーニーに着手し、ホストベースから消費ベースの価格モデルに移行しました。また、すべての顧客に対してサービスの無料利用枠を導入し、プラットフォームへの大幅な需要の増加に備えました。同社は、予測される成長軌道に対応するため、プラットフォーム全体をアマゾン ウェブ サービス (AWS) に移行することを決定しました。8 か月間で、自社のツールやプロセス、AWS の機能やサービスを活用して、20,000 台を超えるサーバーを移行し、サービスプラットフォームのリファクタリングを行いました。プラットフォームのリファクタリングには、Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) を利用しました。同社ではこの移行とリファクタリングプログラムにより、エンジニアリング効率とプラットフォームの回復性に実質的な改善が見られ、積極的な成長目標を支える長期的なスケーラビリティ実現への道筋が見えてきました。

プロジェクトに取り組むプロフェッショナルのグループ
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AWS を利用することで、私たちはコアコンピテンシーに集中でき、より良い製品をより早く、より頻繁にリリースできます」

Andrew Harnett 氏
New Relic、マネージドサービス担当シニアディレクター

データの大幅な増加と顧客需要の高まり

New Relic では、テレメトリデータを 1 か所に集約し、実用的なデータをリアルタイムで顧客に提供することで、インフラストラクチャ、クラウドリソース、コンテナ、アプリケーションのパフォーマンスに関するインサイトを顧客に提供しています。2021 年 2 月現在、毎月 120 PiB のデータを取り込んでおり、この数字は毎月 6 PiB ずつ増える見込みです。この爆発的な増加は、New Relic のサービスへの需要の高まりと相まって、スケーラビリティの大きな障壁となり、プライベートクラウドのデータセンターのレガシーハードウェアやソフトウェアを更新するだけでも、非常に大きな負担になるおそれがありました。オブザーバビリティ分野のリーダーとして、New Relic とエンジニアリングチームは、インフラストラクチャの管理ではなく、顧客のシステムの測定方法を向上させるプラットフォームの提供に注力し続けたいと考えていました。

Amazon EKS で製品の成長を加速させるスケーラビリティを実現

同社は、Amazon EKS や Amazon Managed Streaming for Apache Kafka (Amazon MSK) などのフルマネージドサービスを活用するために AWS への移行を開始し、これらのサービスの最大顧客の 1 社となりました。最初に、最終的な Amazon EKS への移行に備えて、自社の Kubernetes クラスターを Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) 上で実行するように移動しました。この構成で迅速に拡張とイノベーションを進め、6 か月間で取り込み量の約 30% を移行させました。Amazon EKS への移動後は、移行を加速させることができるようになり、現在では顧客データの約 90% を Amazon EKS クラスターに取り込んでいます。同社の Amazon EKS への移行はまだ初期段階ですが、既に合計 19,000 を超えるノードと 150,000 を超えるポッドを含む多くの Amazon EKS クラスターを稼働させており、来年にはこの数が 3 倍に増える予定です。

AWS Managed Services でイノベーションを加速

Kubernetes のアップグレードやセキュリティパッチの適用を行う必要がなくなり、同社のチームは 10% を超える時間を節約して、より頻繁にコードをリリースし、顧客にさらなる価値をもたらす新製品や新機能を開発できるようになりました。Amazon EKS への移行により、エンジニアは顧客体験に注力し、その体験を、クラウド、DevOps、デジタルトランスフォーメーションの取り組みの優れたソリューションという同社の市場での立場により近づけることができるようになりました。

オブザーバビリティの第一人者としての専門知識を活用し、移行のリスクを軽減

オブザーバビリティ企業として、New Relic は自社のシステムを測定しており、この測定により、コアプラットフォームの AWS への移行など大規模な変更がさらに可能になりました。同社はボトルネックとなる可能性のある箇所を正確に把握していました。チームは低レベルのホストのメトリクスを見るのではなく、システムのトポロジーを可視化していて、システムで継続的に発生していた異常を詳細に確認することが可能でした。エンジニアは New Relic プラットフォームを使用して、モノリシックなプライベートクラウドデータセンターからマイクロサービスのセルベースアーキテクチャへの大規模なデータ移行を可視化すると同時に、Kubernetes のワークロードを完全に測定して、移行全体で各システムのパフォーマンスを検出しました。こうしたレベルのオブザーバビリティと情報により、同社は膨大な量のデータを非常に短い期間で移動し、本番トラフィックを Amazon EKS 環境にすばやく切り替えることができるという確信を得ました。また、同社のエンジニアリングチームは、移行の早い段階で自社のプラットフォームを使用して、現在のプライベートクラウドのコンピューティングニーズを把握しました。これにより、Amazon EKS へのリファクタリングは、コスト削減の観点からも決定的となりました。

Amazon EKS のビルトイン機能でパフォーマンス、信頼性、セキュリティを向上

顧客は New Relic に最も機密性の高いタイムリーなデータを預けています。Amazon EKS のようなサービスに頼ることで、同社はデータセンターやハードウェアの管理ではなく、自社のコアコンピテンシーに集中できます。例えば、物理ハードウェアが関係する場合は、そのハードウェアが故障する可能性が必ずあります。同社はもはや障害や復旧の問題に対処する必要はなく、Amazon EKS の自動ツールが管理をしてくれます。つまり、夜中にエンジニアを起こす必要がなく、障害からの迅速な復旧が可能になります。また、特にブラックフライデーやサイバーマンデーといったスケーリングのピーク時に、顧客のダウンタイムを短縮できます。

高い信頼性は、顧客の信頼を高め、セキュリティの向上にもつながります。Amazon EKS の貢献もあり、同社は既に FedRAMP 認証を取得し、現在は Amazon EKS のイメージ構築機能を活用して、HITRUST 認証の取得に向けて取り組んでいます。さらに、Amazon EKS 自体も FedRAMP Moderate および High の認定を取得しようとしており、これは同社の最終的に FedRAMP High を取得する計画と一致しています。

AWS が提供するコンピューティングの伸縮性を活用することで、New Relic はエンジニアリング能力を高め、製品のイノベーションと市場拡大の新たな機会を創出しました。その結果、同社は、より完璧なインターネットを構築するという極めて大きな目標を達成できる位置に立っています。

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New Relic について

New Relic は、業界をリードするエンジニアリングチームに、ソフトウェアのパフォーマンスを確認し、市場投入までの時間を短縮できる高性能のクラウドベースのオブザーバビリティプラットフォームを提供しています。

AWS の利点

  • サービスプラットフォームのリファクタリングを行いながら、20,000 台を超えるサーバーを移行
  • 運用時間を 10% 超短縮
  • インフラストラクチャの管理ではなく、コアコンピテンシーへの集中を強化
  • FedRAMP 認証を取得し、HITRUST 認証の取得に向けて行動

使用されている AWS のサービス

Amazon EKS

Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) は、AWS クラウドまたはオンプレミスで Kubernetes アプリケーションを開始、実行、スケーリングする柔軟性を支援します。

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Amazon MSK

Amazon Managed Streaming for Apache Kafka (Amazon MSK) は、ストリーミングデータの処理に Apache Kafka を使用するアプリケーションの構築と実行を容易に行えるようにするフルマネージドサービスです。

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Amazon EC2

Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) は、安全でサイズ変更可能なコンピューティング性能をクラウド内で提供するウェブサービスです。デベロッパーがウェブスケールのクラウドコンピューティングを簡単に利用できるように設計されています。

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開始方法

あらゆる業界のさまざまな規模のお客様が、AWS を活用してビジネスを日々変革しています。AWS のエキスパートにお問い合わせのうえ、今すぐ AWS クラウドジャーニーを開始しましょう。