投稿日: Jun 18, 2014

アマゾン ウェブ サービス
Amazon EBS向けにSSDベースの低コストな新オプションを発表

汎用(SSD)ボリュームがさまざまなワークロードに対し、
SSDストレージのパフォーマンスを提供

(米国シアトル、2014年6月17日発表) Amazon.com, Inc. (NASDAQ:AMZN)の関連会社であるAmazon Web Services, Inc.は本日、低コストで高パフォーマンスなストレージを提供するAmazon Elastic Block Store(Amazon EBS)向けに、新たにSSDベースのボリュームタイプが利用可能になったことを発表しました。新たな汎用(SSD)ボリュームは、ファイブ・ナイン(99.999%)の可用性を実現するため、個人の生産性の向上、小規模から中規模のデータベース、テスト開発環境、そしてブートボリュームなどのさまざまなワークロードに適し、予測可能なパフォーマンスを提供するよう設計されています。汎用(SSD)ボリュームは、多くのアプリケーションに求められるパフォーマンスを満たし、1ギガバイトあたりで安定した基準の3IOPS(1秒あたりのI/O処理数)を実現するため、ボリュームサイズに関係なく、1ボリュームあたり最大3,000 IOPSまでバーストする性能を有しています。お客様はI/Oに対して追加の費用を支払うことなく、プロビジョニングしたストレージに対し、1ギガバイトあたり最低0.1ドルからの料金体系でご利用できます。汎用(SSD)ボリュームのご利用を始めるには、以下のURLをご覧ください。
http://aws.amazon.com/ebs (英語)

この結果、お客様はワークロードに応じた最適なAmazon EBSボリュームタイプを汎用(SSD)、プロビジョンド IOPS(SSD)、マグネティックの3種類のボリュームの中から選べるようになりました。今回発表された汎用(SSD)ボリュームは、永続的なストレージワークロードをサポートするAmazon EBSの新たなデフォルトのボリュームです。プロビジョンド IOPS(SSD)ボリュームは、パフォーマンスの安定性と低レイテンシーが欠かせない大規模なリレーショナルデータベースやNoSQLデータベースなどの高いI/O性能を要求するアプリケーション向けに設計されています。プロビジョンド IOPS(SSD)ボリュームにより、お客様は必要なIOPの量を選択することが可能となり、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)インスタンスあたり最大48,000 のIOPS性能を実現できます。また、お客様は必要なストレージをプロビジョニングし、それに対して料金をお支払いいただくだけでご利用が可能です。このほか、従来はスタンダードボリュームとして知られたマグネティックボリュームは、あらゆるAmazon EBSボリュームタイプの中で、1ギガバイトあたり最も低コストで提供され、データへのアクセスがそれほど頻繁ではなく、低価格なストレージが重要とされる環境でのワークロードに最適です。

Amazon Web Servicesのコンピュート担当バイスプレジデント、ピーター・デ・サンティス(Peter De Santis)は「お客様はアマゾンウェブ サービス (以下、AWS) 上で最も要求の多いアプリケーションとデータベースを動かすために2008年からAmazon EBSを利用してきました。私たちはお客様の進化する要望を支援するため、サービスの改善に取り組み続けています」と述べ、「2012年に、Amazon EBSプロビジョンド IOPS ボリュームを発表し、最も負荷が発生する作業に適したSSD技術を提供開始しました。本日、Amazon EBS汎用(SSD)ボリュームを導入することにより、SSDの技術は低コストでより多くのさまざまな使用事例に適用され、高いIOPSと低レイテンシー、高い帯域幅を実現するでしょう」と話しています。

インフォア(Infor)は世界有数のエンタープライズ向けソフトウェア企業で、世界中に7万を超える顧客を抱えています。同社研究開発部門担当のシニア・バイスプレジデントのブライアン・ローズ(Brian Rose)氏は「AWSを利用することで、インフォアは顧客向けの先行設備投資を大幅に削減し、お客様が私たちのソフトウェア製品をクラウド上で素早く展開できるようになったことで、評価時間の短縮を図ることができました」と話し、「ベータ版でのAmazon EBS 汎用(SSD)ボリュームによる高いパフォーマンスを体験した後、私たちはより高い基準のI/Oパフォーマンスを実現することができ、アプリケーションのワークロードにおける周期的なスパイクへの対応を通じ、安定した体験を提供することで、エンタープライズユーザーの高い期待に応えることが可能になりました」と語っています。

モンゴラボ(MongoLab)は、世界中に10万以上のデータベースを提供している完全マネージドなMongoDBのデータベースサービスです。同社のCEOであるウィル・シュルマン(Will Shulman)氏は「私たちのビジネスはお客様のパフォーマンスに対する要望に応えるため、数千IOPSを必要とするデータベースを構築することが求められています」と語り、「Amazon EBS 汎用(SSD)ボリュームはテスト段階で、非常に並外れたコストとパフォーマンを同時に示しながら、お客様が求める高いパフォーマンスを提供してくれることを証明しました。バースト機能は、大量のデータのロードとエクスポートに優れた能力を発揮します。製品の本格展開の際には、製品ラインに関する処理能力とレイテンシーが改善されたことをお客様にとても喜んでいただけると考えています。」と述べています。

アクィア (Acquia)は、ビジネスに成功をもたらすデジタル・エンゲージメントソリューションを提供しています。同社のプラットフォーム・エンジニアリング担当バイスプレジデントであるアンドリュー・ケニー(Andrew Kenney)氏は「私たちはベータ版を使用後、Amazon EBS 汎用(SSD)ストレージのパフォーマンス向上に非常に感銘を受けました。」と述べ、「これらの新しいボリュームタイプにより、私たちはアプリケーションのロードタイムと信頼性を大幅に改善することができ、お客様にこうしたオプションを提供できることを嬉しく思っています」と話しています。

ブラケット・コンピューティング(Bracket Computing)は、エンタープライズ向けコンピューティングを再創造するソフトウェアベースのサービスを展開しています。同社のエンジニアリング担当バイスプレジデントであるロブ・エン(Rob Enns)氏は「私たちは現在、サービスのビルドインフラストラクチャーにAmazon EBS マグネティックボリュームを使用しているものの、新しい技術にキャッチアップしていくことこそ非常に大事だと考えています」と語り、「ベータ版としてAmazon EBS汎用(SSD)を使う機会に恵まれた時、私たちは飛びつきました。そして、そのI/Oパフォーマンスに感銘を受けたのです。これらの新しいAmazon EBSボリュームタイプのおかげで、今ではワークロードにおける実行時間はほぼ半分に短縮されました」と述べています。

お客様は、AWSマネジメントコンソール、AWSコマンドラインインターフェイス(CLI)、そしてAWSSDKを使用しながら、汎用(SSD)ボリュームを起動することができます。汎用(SSD)ボリュームは、米国東部(バージニア北部)、米国西部(オレゴン、北カリフォルニア)、欧州(アイルランド)、アジアパシフィック(シンガポール、シドニー、東京)、ブラジル(サンパウロ)の各リージョンでお使いいただけます。Amazon EBS 汎用(SSD)ボリュームの詳細については、以下のURLをご参照ください。
http://aws.amazon.com/ebs (英語)


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2006年にスタートしたアマゾンウェブ サービス(AWS)は、企業に対して不可欠なインフラをウェブサービスという方法で提供し始めました。これが今日、「クラウドコンピューティング」という名前で広く知られているものです。クラウドコンピューティング、そしてAWSがもたらすメリットとは、究極的には新しいビジネスモデルによって設備投資費を変動費に転換させる能力です。企業はもはや、何週間も何カ月も前からサーバなどのITリソースの購買計画を準備する必要はありません。AWSを利用することにより、アマゾンの優れた専門能力と規模の経済効果を生かし、企業は必要なときにリソースを入手し、いち早く、かつ低コストで結果を出すことができます。今日、アマゾン ウェブ サービスは、信頼性と拡張性に富み低コストのインフラプラットフォームをクラウド上に構築し、世界190カ国以上の数十万社に及ぶ企業、政府・官公庁、スタートアップ企業のビジネスを支えています。AWSはAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)など、30以上の様々なサービスを提供しています。AWSのクラウドサービスは、米国、ブラジル、欧州、日本、シンガポール、オーストラリアおよび中国のデータセンター拠点を通じて利用可能です。

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