投稿日: Jan 30, 2015

新たなメール、カレンダー機能により、Microsoft Outlookとモバイル向けメールクライント向けに比類のないセキュリティ管理とビルトインサポートを実現。すべてがAWSクラウドの信頼性とパフォーマンスで提供

本日からプレビューを開始

 

(米国シアトル、2015年1月28日発表) Amazon.com, Inc. (NASDAQ:AMZN) の関連会社である Amazon Web Services, Inc. は本日、セキュアでマネージドされたクラウドによる企業向けメールおよびカレンダーサービスである Amazon WorkMail を発表しました。Amazon WorkMail により、ユーザーはハードウェアの購入および管理や高価で複雑なメールサーバーソフトウェアをライセンス契約したりすることなく、メールの送受信、コンタクト先の管理、カレンダーの共有、リソースの予約を現在使用しているメールアプリケーション(Microsoft Outlook、Web ブラウザ、iOS や Android のネイティブ メールアプリケーション)を利用したままで実現できます。Amazon WorkMail は、既存の企業ディレクトリと統合され、企業がデータを管理し、保護するのに欠かせないセキュリティ機能を備えています。企業は必要な時に迅速に Amazon WorkMail のアカウントを作成することができ、作成したメールボックスに応じたシンプルな月額の費用のみのお支払いで利用する事が出来ます。Amazon WorkMail に関する詳細については、以下の URL をご参照ください。
http://aws.amazon.com/workmail

今日、企業は特にメールに関して、困難な選択に直面しています。オンプレミスでメールをホスティングする場合、高価なハードウェア、複雑なソフトウェア・ライセンス、継続的なメンテナンス作業が必要になってきます。既存のクラウド型メールサービスはこれらの問題の一部の手助けとなるかもしれませんが、企業に求められるセキュリティ機能(強力な暗号化キー管理、データロケーションに対する完全な管理)や既存の企業ディレクトリとの統合機能を提供していなかったり、カレンダーの共有のような一般的な Microsoft Outlook の機能をサポートしていなかったりします。Amazon WorkMail により、一般的なメールクライアントと連携し企業に求められるセキュリティ要件を満たした、シンプルで管理されたクラウドサービスへのオンデマンドなアクセスが可能になります。Amazon WorkMail は、お客様がメールサーバーやライセンスを購入したり、これらのシステムの維持に必要な継続的なパッチ処理、バックアップ、アップグレードなどを不要にします。Amazon WorkMail は、Microsoft Outlook と完全な互換性があるため、企業は既存の自社ディレクトリと素早く統合し、暗号化キーとデータを置きたいロケーションを選択すれば、作成したメールボックス分のみ支払うという料金体系でご利用いただけます。

AWS のコンピュート サービス担当副社長、Peter De Santis(ピーター・デ・サンティス)は「お客様からは、オンプレミスのソリューションよりコスト削減効果が高く、管理がよりシンプルであることに加えて、現在利用できるクラウド型サービスよりセキュアであり、さらにすでに多くの既存の(そして将来的な)ワークロードを信頼して稼働させている最高のインフラストラクチャプラットフォーム上で動く、企業向けメール、カレンダーサービスを提供してほしいとの要望が繰り返し寄せられていました。」と述べ、「当社はこれらの要求に応え、AWS が企業メールやカレンダーに関わる企業の差別化につながらない重労働を管理することにより、企業がビジネスにおける俊敏性とコスト削減を実現できるよう、Amazon WorkMail を構築しました」と話しています。

Amazon WorkMail は IT 管理者の方々に以下のメリットをもたらします。

  • 複雑さとコストの軽減:Amazon WorkMail を使用することで、サーバーの購入や複雑なソフトウェアおよび関連したライセンスの管理、またはソフトウェアのアップグレード、パッチ処理、バックアップシステムなどが不要になります。企業は、単純に作成したメールボックスに応じた料金を支払うだけです。
  • セキュリティとプライバシー管理:他のクラウド型のメールサービスとは異なり、Amazon WorkMail はお客様がデータを保管する AWS リージョンを選ぶことで、データの場所に対する完全な管理機能を保持することが可能です。すべてのデータは業界標準の SSL を使って暗号化して送信され、Amazon WorkMail は AWS Key Management Service と統合されているので、お客様は自分の暗号化キーを管理することが可能です。Amazon Work Mail は、企業が指定したセキュリティポリシーを Microsoft Exchange ActiveSync プロトコルを経由してユーザーのモバイルデバイスに適用します。企業はデバイスの暗号化やロックを要求できるほか、デバイスのパスワード強度の要件を指定したり、リモートで AWS マネジメントコンソールを使用し、デバイスの記録を削除したりできます。
  • 企業ディレクトリの統合:管理者は既存の Microsoft Acitve Directory を Amazon WorkMail に統合することにより、既存の企業認証情報でメールボックスにアクセスすることが可能です。Amazon WorkMail にはメールサーバーをオンプレミスから Amazon WorkMail へ移行する管理者向けツールも備えています。移行後は、Microsoft Outlook やモバイルメールは、Microsoft Outlook の自動検出サービスにより、自動的に Amazon WorkMail へ接続されます。

Amazon WorkMailはユーザーに以下のメリットをもたらします。

  • Microsoft Active Directory との互換性: Microsoft Outlook のユーザーは 、既存の企業ディレクトリで使用している Microsft Outlook メールクライアントから既存の企業認証情報を利用して Amazon WorkMail にサインインすることが可能です。
  • あらゆるデバイスからのアクセス: デスクトップのユーザーは、Amazon WorkMail を Microsoft Outlook または、Chrome、 Firefox、Internet Explorer などの一般的なブラウザ上で利用可能な、多彩な機能を持つ Web クライアントと連携することができます。加えて、 Amazon WorkMail は、iPad、iPhone、 Kindle Fire、 Fire Phone、 Android、 および Windows Phone など、Microsoft Exchange ActiveSync プロトコルをサポートしているあらゆるモバイルデバイスとも連携します。
  • Amazon WorkDocs (旧 Amazon Zocalo)との統合: Amazon WorkMail の Web クライアントのユーザーは Amazon WorkMail でAmazon WorkDocs を利用した文書を共有したり、共同作業することが可能です。

アマゾン ウェブ サービスについて
2006 年にスタートしたアマゾンウェブ サービス(AWS)は、米国、オーストラリア、ブラジル、中国、ドイツ、アイルランド、日本、シンガポールの各データセンター拠点を通じ、コンピューティング、ストレージ、データベース、データ分析、アプリケーション、開発などの広範なサービスからなるクラウド上で、堅牢で十分な機能を揃えた技術的プラットフォームを提供しています。世界 190 カ国以上で、スタートアップ企業、大企業、政府・官公庁など、100 万以上のお客様が AWS を利用し、素早い技術革新や IT コストの削減、世界規模でのアプリケーションの拡張を実現しています。AWS に関する詳細については、以下の URL をご参照ください。
http://aws.amazon.com

アマゾン・ドットコムについて
Amazon は 1995 年 7 月に World Wide Web 上でスタートしました。Amazon は 4 つの理念を指針としています。競合他社ではなくお客様を起点にすること、創造への情熱、優れた運営へのこだわり、そして長期的な発想です。カスタマーレビュー、1-Click 注文、パーソナライズされたおすすめ商品機能、Amazon プライム、フルフィルメントby Amazon(FBA)、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Kindle ダイレクト・パブリッシング、Kindle、Fire Phone、Fire タブレット、Fire TV などは、Amazon が先駆けて提供している商品やサービスです。

 

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