投稿日: Apr 24, 2017

あらゆる開発者がウェブ、モバイル、コネクティッドデバイス上のアプリで
表現力豊かな会話型サービスを開発可能に

American Heart Association、Capital One、Freshdesk、Hubspot、NASA、Ohio Health、Vonage など、
多くのお客様が Amazon Lex を利用してアプリを開発

(米国シアトル、2017 年 4 月 19 日発表) Amazon.com, Inc. (NASDAQ:AMZN)の関連会社である Amazon Web Services, Inc.(AWS)は本日、音声やテキストを使用した会話型インターフェイスをさまざまなアプリケーションに構築できる AI サービス、Amazon Lex の提供を開始したことを発表しました。Amazon Lex は Amazon Alexa を支える技術です。Amazon Lex により、最新かつ実積のある深層学習(ディープラーニング)アルゴリズムを、すべての開発者がフルマネージドサービスとして利用できるようになります。Amazon Lex の詳細は以下の URL をご参照ください。
https://aws.amazon.com/jp/lex/

これまで、自動音声認識(ASR)及び自然言語理解(NLU)機能を備えたアプリを開発、導入し、スケールするには、膨大な量のデータやインフラストラクチャ上で高度な深層学習アルゴリズムを実行するトレーニングが必要で、そうしたスキルを持つ開発者はごくわずかに限られていました。Amazon Lex は、これらの負担を排除し、Amazon Alexa を支える自動音声認識及び自然言語理解機能をフルマネージドサービスとして提供することで、音声やテキストを使用した会話型のアプリを容易に開発できるようします。Amazon Lex により、天気や最新ニュースの確認、旅行の予約、食べ物の注文、ビジネス・ソフトウェアから最新の営業成績やマーケティングに関する情報の入手、コネクティッドデバイスの管理など、様々なタスクを実行できる会話型アプリの開発およびテストが可能になります。

会話型アプリを開発するにあたり、開発者はユーザーの意図(航空券の予約など)を言葉にしたサンプルの言い回しと、その意図を Amazon Lex が音声に変換するのに必要な情報(旅行日や旅行先など)、またユーザーから追加情報を導き出すために必要な質問(「いつ旅行に行きたいですか?」「どこに行きたいですか?」など)をAmazon Lex に提供します。その後は、Amazon Lex が、ユーザーから入力された音声またはテキストを聞き、または読み取り、会話の背後にある意図を理解し、会話を管理(「すでに旅行日が分かっていたら、この質問は省き、旅行先を訪ねる」など)する機械学習(マシーン・ラーニング)モデルを自動で構築します。そして、開発者は Facebook Messenger や Slack、Twilio といった、モバイル / IoT デバイス、ウェブ・アプリケーション、チャット・サービス上に会話型アプリを構築することができます。Amazon Lex は、様々なプラットフォームで求められる認証をサポートし、トラフィックの増加に伴い自動で容量を拡張することから、インフラストラクチャのプロビジョニングや管理について心配する必要もありません。

AWS のデータベース、分析、AI 担当バイスプレジデントのラジュ・グラバニ (Raju Gulabani)は「Amazon の数千の機械学習及び深層学習の専門家は長年かけて AI 技術を開発してきました。バーチャル・アシスタントの Amazon Alexa には、現在存在する中で最新かつ高性能の深層学習技術が使用されています。Alexa 技術を使用した会話型アプリの開発が可能になることでお客様に喜んでいただけると思っていましたが、何より私たちが驚いたのは、Capital One、Freshdesk、Hubspot、Ohio Health、Vonage など、ほぼ全ての業界の企業が Amazon Lex のプレビュー版を活用して迅速にアプリを開発したという点です。

Amazon Lex は、サーバーのプロビジョニングや管理なし (サーバーレス) でコードを実行できるイベント駆動型コンピューティングの草分けである AWS Lambda に統合されています。これは、Lambda 機能を使用して、し、エンタープライズ・アプリケーションや Amazon DynamoDB のような AWS サービスからビジネス・ロジックを実装し、データを取り込める、Amazon Lex 会話型アプリを開発できることを意味します。また、Amazon Lex には、ビルトイン・コネクターが備わり、会話型アプリから Salesforce、 Marketo、Zendesk、QuickBooks のような人気の SaaS アプリケーションのデータに容易にアクセスすることができるため、今後はセールスフォースに接続し、「セールスフォースにおける私のアカウントのトップ 10 を教えて?」といった質問にも答えらることができるのです。また、開発者は Amazon Lex が提供する分析結果を容易に利用でき、様々なアプリケーション性能や精度を計測し、そのデータを活用しその過程で自社アプリを改善していくことができます。

Amazon Lex は、AWS マネジメントコンソール、AWS コマンドラインインターフェイス(CLI)、AWS SDK から使用を開始できます。Amazon Lex は現在、ノースバージニアリージョンにて展開されています。

 

アマゾン ウェブ サービスについて
アマゾンウェブ サービス(AWS)は 11 年の間に、世界で最も包括的かつ幅広く採用されたクラウドプラットフォームになっています。AWSは、米国、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、ドイツ、インド、アイルランド、日本、韓国、シンガポールおよび英国の 16 の地域の 42 のアベイラビリティーゾーン(AZ)で、コンピューティング、ストレージ、データベース、アナリティクス、モバイル、モノのインターネット(IoT)、およびエンタープライズ向けアプリケーションに関する 90 種類以上のフル機能のサービスを提供しています。AWS のサービスは、急速に成長しているスタートアップ企業や大手企業、および有数の政府機関を含む 100 万以上のアクティブなお客様から、俊敏性をさらに高めると同時にコスト削減を実現するインフラエンジンとして信頼されています。AWS の詳細については以下の URL をご参照ください。
http://aws.amazon.com

アマゾン・ドットコムについて
Amazon.com は 1995 年 7 月よりサービスを開始以後、4 つの理念を指針としています。競合他社ではなくお客様を起点にすること、創造への情熱、優れた運営へのこだわり、そして長期的な発想です。カスタマーレビュー、1-Click 注文、パーソナライズされたおすすめ商品機能、Amazon プライム、フルフィルメント by Amazon(FBA)、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Kindle ダイレクト・パブリッシング、Kindle、Fire タブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexaなどは、Amazon が先駆けて提供している商品やサービスです。Amazon の詳細については以下の URL をご参照ください。
www.amazon.com/about

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