投稿日: May 17, 2018
Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) のベアメタル インスタンスでは、アプリケーションは基盤となるサーバーのプロセッサーとメモリーに直接アクセスできます。これらのインスタンスは、ハードウェアの機能群 (Intel® VT-x など) へのアクセスを要するワークロードや、ライセンス付与やサポートのために非仮想環境で実行する必要のあるアプリケーションに最適です。ベアメタルインスタンスは、AWS 内蔵ハードウェアオフロードのコレクションおよび EC2 インスタンスに対して暗号化された高度なパフォーマンスとストレージリソースを同時に提供可能な Nitro システムに実装されています。「AWS re:Invent 2017」でのプレビュー用のベアメタルインスタンスが発表されており、今後、EC2 Storage Optimized I3 インスタンスファミリーは、i3.metal インスタンスの形式で一般向けにご利用いただけます。
ベアメタルのインスタンスにより、EC2 の顧客の皆様は、ディープパフォーマンス分析ツール、ベアメタルインフラストラクチャーへの直接アクセスが必要な特殊なワークロード、仮想環境でサポートされていないレガシーワークロード、ライセンス制限された Tier 1 ビジネスクリティカルなアプリケーションの恩恵を受けるアプリケーションを実行することが可能となります。更に、ベアメタルのインスタンスは、Clear Linux Containers などの仮想化されたコンテナを顧客が実行することも可能にします。ベアメタルインスタンスでのワークロードは、Amazon Elastic Block Store (EBS)、Elastic Load Balancer (ELB)、Amazon Virtual Private Cloud (VPC) などの、AWS クラウドの包括的なサービスおよび機能の利点を引き続きご利用できます
ベアメタルの I3 インスタンスは、2017 年の 8 月から製造されており、VMware と AWS の共同開発および試験の共同作業から 18 か月後に発表された VMware Cloud on AWS サービスを駆動しています。この独自のハイブリッドクラウドは、お客様が既存の VMware ベースの導入および管理方法を使用して、各自のオンプレミスのデータセンター環境を AWS クラウドに拡張することを可能にします。ベアメタルのインスタンスにより、VMware は、EC2 管理インフラストラクチャで、直接 vSphere Hypervisor を含む、完全なソフトウェアスイートを実行することが可能になります。
新しいインスタンスのサイズが I3 インスタンスがファミリーに属するため、ベアメタル I3 インスタンスは、低レイテンシ、超高度なランダム I/O パフォーマンス、および高速度シーケンシャル読み取りスループットに関して NVMe SSD バックアップインスタンスストレージを含む、対象ファミリーのその他のインスタンスと同じ特性を有しています。I3.metal のインスタンスは、2.3 GHz の Intel Xeon プロセッサ群よりを駆動され、36 個のハイパースレッドコア (72 個の論理プロセッサ)、512 GiB のメモリ、15.2 TB の NVMe SSD バックアップインスタンスストレージを提供しています。これらのインスタンスは、高ネットワークスループットおよび Elastic Network Adapter (ENA) ベースの強化ネットワークを使用した最大 25 Gbps までの総合ネットワーク帯域幅での低レイテンシを実現しています。
ベアメタル I3 インスタンスは、AWS 米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、ヨーロッパ (フランクフルト) およびヨーロッパ (アイルランド) のリージョンでご利用いただけ、オンデマンドインスタンス、予約済みインスタンス (3 年間、1 年間、および移行可能サブスクリプション) として、または Spot 型インスタンスとして、ご購入いただけます。使用を開始するには、AWS マネジメントコンソール、AWS コマンドラインインターフェイス (CLI)、および AWS SDK にアクセスしてください。詳細については、Amazon EC2 I3 インスタンスページをご覧ください。