投稿日: Jun 28, 2018

AWS はこのたび、Multi-AZ 配置でシングルノードを高い可用性でサポートする SAP HANA クイックスタートに大規模な更新をリリースしたことをお知らせいたします。 

Multi-AZ オプションは、AWS の SAP HANA 環境では 2 つのアベイラビリティゾーンを使用します。このオプションは 2 つの SAP HANA サーバー (プライマリおよびセカンダリ) を 2 つのアベイラビリティゾーンのプライベートサブネットに別々にプロビジョニングして、高可用性を構成します。ユーザーはデプロイ用に新しい仮想プライベートクラウド (VPC) を作成するか、既存のインフラストラクチャに SAP HANA サーバーをプロビジョニングするかを選択できます。デプロイにはおよそ 35 分かかります。

高い可用性を持つ Multi-AZ 配置シングルノードアーキテクチャは、SUSE Linux Enterprise Server (SLES) High Availability Extension (HAE) をベースとするもので、これは SAP オペレーティングシステムである SLES に付属します。本クイックスタートはパフォーマンスを最適化する設定をサポートしています。SAP HANA プライマリおよびセカンダリサーバーが同じインスタンスサイズやその他の特性を共有し、同期レプリケーションモードを使用します。

クイックスタートのこれまでのバージョンと同様に、Single-AZ 配置でシングルノードまたはマルチノードのアーキテクチャを選択することもできます。

更新されたクイックスタートを試用するには、以下のリソースを使用してください。

SAP 向けの自動化されているリファレンスデプロイのフルリストやその他のテクノロジーに関しては、 AWS クイックスタートを参照してください。

クイックスタートは、AWS クラウドでの主要なワークロード向けに自動化されているリファレンスデプロイです。各クイックスタートでは、セキュリティと可用性に関する AWS ベストプラクティスに沿って、AWS で特定のワークロードをデプロイするために必要な AWS のコンピューティング、ネットワーク、ストレージ、その他のサービスを起動、設定、実行します。