投稿日: Oct 25, 2018
Amazon Elastic Container Service for Kubernetes (EKS) は、100.64.0.0/10 および 198.19.0.0/16 の範囲で増設した IPv4 CIDR ブロックを使用してアドレス設定した Amazon VPC にクラスターを作成できるようになりました。お客様はこれで、EKS クラスターの柔軟性を増したネットワーク構成が可能になりました。
Amazon VPC がサポートする CIDR はこちらの「IPv4 CIDR Block Association Restrictions」というタイトルの表でご覧いただけます。
これまで、EKS のお客様がクラスターを作成できるのは、RFC 1918 で指定されているプライベート IP アドレス範囲を使用してアドレス設定した VPC 内に限られていました。つまり、お客様には EKS が管理する Kubernetes ポッド数をサポートするのに十分なプライベート IP アドレススペースがないことがしばしばありました。
お客様はこれより、100.64.0.0/10 および 198.19.0.0/16 の範囲内の CIDR ブロックを使用してアドレス設定した Amazon VPC 内に EKS クラスターを作成できるようになりました。この結果、Amazon EKS が管理する ポッドに利用可能な IP アドレス数が増え、ネットワークアーキテクチャの柔軟性が拡大します。さらに、100.64.0.0/10 および 198.19.0.0/16 の範囲から VPC にセカンダリ CIDR ブロックを追加すると、CNI カスタムネットワーク機能と連携して、ポッドが VPC 内の RFC 1918 IP アドレスを消費することがなくなります。
Amazon EKS ネットワークの詳細については、こちらをご覧ください。
Amazon EKS を使用できる AWS リージョンの一覧については、AWS リージョン一覧をご覧ください。