投稿日: Oct 23, 2018
Amazon RDS for MariaDB が MariaDB 10.3 をサポートすることになりました。MariaDB はその派生元である MySQL の開発者からも評価の高いオープンソースデータベースで、10.3 は最新かつ大規模なバージョンリリースでした。MariaDB 10.3 は、Oracle との互換機能を強化し、データベースの過去のある時点にさかのぼったクエリ実行が可能になり、さらに開発者およびデータベース管理者向けの柔軟性や管理しやすさが特色となっています。MariaDB 10.3 のハイライトは次のとおりです。
- Oracle 互換機能: PL/SQL 互換パーサー、シーケンス、UNION を補完する INTERSECT および EXCEPT、新しい ROW タイプおよび TYPE OF 格納機能、隠しコラム。
- 一時データ処理: システムバージョニングテーブルで、データベースの過去および現在の時点においてクエリを実行可能。
- 柔軟性: ユーザー定義によるアグリゲーション、ストレージから独立したコラム圧縮、プロキシがクライアント IP アドレスのサーバーへの中継を可能にするプロキシプロトコルのサポート。
- 管理しやすさ: ADD COLUMN の即時オペレーション、ファストフェイルなデータ定義言語 (DDL) オペレーション。
Amazon RDS for MariaDB 10.3 の詳細や、お使いのデータベースインスタンスのアップグレード方法につては、Amazon RDS ユーザーガイドを参照してください。新しい Amazon RDS for MariaDB 10.3 データベースインスタンスの開始と、現在お使いのインスタンスのアップグレードは、AWS マネジメントコンソールで数回クリックするだけで可能です。