投稿日: Oct 11, 2018
AWS Direct Connect では、Virtual Private Cloud (VPC) とオンプレミスの間のネットワークトラフィックでジャンボフレームを使用できるようになりました。
ネットワーク接続の最大転送単位 (MTU) は、その接続で送信できる最大の許容パケットサイズ (バイト単位) です。接続の MTU が大きいほど、1 パケットで送信できるデータ量が多くなります。これまで、AWS Direct Connect でのトラフィックは 1,500 MTU までに限られていました。
今回のリリースにより、AWS Direct Connect のトラフィックでジャンボフレームを使用できます。ジャンボフレームでは、1 パケットあたりのペイロードサイズを増加させ、それによってパケットのオーバーヘッドを低減させることにより、1,500 バイト以上 (最大 9,001 バイト) のデータを許容します。その結果、より少ないパケット数で同じ量のデータを送信することができ、エンドツーエンドのネットワークパフォーマンスが向上します。さらに、今回のリリースにより、ネットワークオーバーレイプロトコルや AWS Direct Connect でのオンプレミス接続などの新たなユースケースでの利用が可能となります。
AWS Direct Connect でのジャンボフレームはすべての AWS リージョンでサポートされています。詳細については、AWS Direct Connect のドキュメントをご覧ください。