投稿日: Mar 27, 2019
Application Load Balancer は、標準またはカスタムの HTTP ヘッダーやメソッド、クエリパラメータ、送信元 IP アドレスに基づくリクエストルーディングのサポートを開始します。本リリースでは、Application Load Balancer のホストヘッダーとパスベースのルーティングルールにおけるこれまでのサポートが、HTTP リクエストメッセージの多くのフィールドに拡張されました。より充実したルーティング基準により、ルーティング機能をロードバランサーにオフロードしてアプリケーションアーキテクチャを簡素化することができます。また、これを使ってロードバランサーで不要なトラフィックをブロックすることも可能です。
本リリースでは、ルールと条件も強化されています。1 つのルールで複数の条件を評価し、各条件で複数の値に対する一致を指定することができます。これにより、複雑なルールを設定し、クライアントリクエストをアプリケーションにルーティングできるようになります。たとえば、ホストヘッダー、パス、ユーザ―エージェントヘッダー、クエリパラメータの値に基づいてリクエストを特定のアプリケーションに転送できます。ルールを統合して絞り込むことも可能です。たとえば、パス値を /signin、/login、/auth のいずれかとし、1 つのルールでログインサービスにリクエストをルーティングできます。
高度なリクエストルーティングのサポートは、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (大阪ローカル)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (パリ)、欧州 (ストックホルム)、南米 (サンパウロ)、中国 (北京)、中国 (寧夏) の各 AWS リージョンで、既存および新しい Application Load Balancer で利用できます。追加料金は不要です。