投稿日: May 17, 2019
Amazon Redshift が SQL ストアドプロシージャのサポートを開始し、より簡単に Amazon Redshift に移行できるようになりました。ストアドプロシージャは、データ変換のロジック、データ検証のロジック、ビジネス固有のロジックをカプセル化するのに使用されます。複数の SQL ステップをストアドプロシージャにまとめることで、アプリケーションとデータベースを往復する回数を減らせます。
これまで、レガシーデータウェアハウスでストアドプロシージャを使用している場合には、クラウドデータウェアハウスへの移行に先立って Amazon EMR などのサービスを介したロジックの再実装を検討する必要がありました。このたび、既存のストアドプロシージャを Amazon Redshift に持ち込んで移行作業の負担を削減できるようになりました。
Amazon Redshift は PL/pgSQL ダイアレクトのストアドプロシージャをサポートしており、変数宣言、制御ロジック、ループを含めることができ、エラーの発生を許可し、SECURITY DEFINER などの機能をサポートしています。ストアドプロシージャを作成して、SECURITY DEFINER 制御により基礎となるテーブルへのアクセスをユーザーに許可することなく関数を実行することができます。詳細については、Amazon Redshift データベース開発者ガイドのCreating Stored Procedures in Amazon Redshiftを参照してください。
ストアドプロシージャはリリースバージョン 1.0.7562 以上でサポートされており、すべての AWS 商用リージョンで利用できます。Amazon Redshift を利用できるリージョンについては、AWS リージョン表を参照してください。