投稿日: May 30, 2019
AWS IoT Things Graph は、ほとんどコードなしでさまざまなデバイスとウェブサービスを視覚的に接続することによって、IoT アプリケーションを簡単にすばやく構築できるフルマネージド型サービスです。現在、IoT アプリケーションは、さまざまなデバイスおよびウェブサービスを使用して構築されており、スマートホーム、製造業、エネルギー管理といった、急速に拡大しているユースケースにおいてタスクを自動化しています。AWS IoT Things Graph を使用すると、お客様はデバイスとサービスの統合に関する下層レベルの詳細を扱う必要がなくなり、スマートホームや産業向け IoT アプリケーションのロジックと機能に集中することができます。
AWS IoT Things Graph では、複雑な実際のシステムを視覚的に表すことによって、デバイスとサービスを連携するために必要な時間を短縮します。また、デバイスとウェブサービスをモデルと呼ばれる再利用可能なコンポーネントとして表すことができます。モデルを使用すると、基盤となるデバイスやサービスのプロトコル、データ形式、インターフェイスなどの下位レベルの詳細を非表示にし、基盤となるデバイスやサービスの状態、アクション、イベントを API として表示できます。次に、ドラッグアンドドロップインターフェイスを使用して、モデルとインタラクションを視覚的に結び付けることで、複数ステップのオートメーションアプリケーションをすばやく設計できます。
構築が完了したら、カスタムアプリケーションを AWS クラウドまたは AWS IoT Greengrass 対応ローカルゲートウェイにわずか数クリックでデプロイして実行できます。AWS IoT Things Graph では、必要となるすべてのプロトコル変換または単位換算など、デバイス間およびウェブサービス間のインタラクションが調整されます。カスタムアプリケーションが実行されるとすぐに、アプリケーションをモニタリングして問題のトラブルシューティングを行うこともできるため、アプリケーションを確実に想定どおり実行することが可能です。
AWS IoT Things Graph を使用すると、開発者は、ホームセキュリティを自動化するアプリケーション、またはデバイスを ERP システムに接続してサプライチェーン分析を行ったり、オフィスタワーの HVAC システムを気象データサービスにリンクしてエネルギーコストを削減したりする複雑なアプリケーションをすばやく構築し、デプロイできます。Reliance Steel & Aluminum Company や Opto 22 などの AWS をご利用のお客様、およびパートナーの TensorIoT や [x]Cube では、既に AWS IoT Things Graph を活用して、少数から数百万のデバイスまでシームレスにスケールできる堅牢なマルチコンポーネントソリューションをデプロイし、それを 1 つの画面で管理しています。
AWS IoT Things Graph は、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京) の 5 つのリージョンで一般提供が開始されています。詳細および開始方法については、AWS IoT Things Graph の製品ページをご覧ください。 AWS IoT Things Graph の利用を開始するには、AWS マネジメントコンソールにアクセスしてください。