投稿日: Nov 20, 2019
Amazon Elastic Block Store (EBS) スナップショットで Fast Snapshot Restore (FSR) を有効にできるようになり、FSR 対応スナップショットから復元された EBS ボリュームが完全にプロビジョニングされたパフォーマンスを即座に受信できるようになりました。FSR が有効になっているアベイラビリティーゾーン (AZ) ごとに、通常のスナップショットコストに対して時間単位の追加料金で FSR を有効にできます。この新しい機能により、ボリュームを自分で初期化することなく、スナップショットから複数のボリュームを復元できます。改善された予測可能なパフォーマンスは、仮想デスクトップのインフラストラクチャ (VDI)、バックアップと復元、テストおよび開発用のボリュームコピー、そしてカスタム AMI からのブートなどのユースケースに役立つよう意図されています。
EBS スナップショットからのデータは、EBS ボリュームに遅延ロードされます。データがロードされていない場所でボリュームにアクセスすると、ボリュームにアクセスするアプリケーションは、データのロード中に通常よりも長いレイテンシーが発生します。遅延に敏感なアプリケーションへのこの影響を回避するために、顧客はスナップショットから EBS ボリュームにデータを事前にウォームアップします。
現在、FSR 対応のスナップショットから作成されたボリュームは、作成時に完全に初期化され、プロビジョニングされたすべてのパフォーマンスを即座に提供します。Data Lifecycle Manager (DLM) ポリシーによって作成されたスナップショットで FSR を有効にすることもできます。